第2638話・・・高校生講義録3
2016年 07月 29日
いいチームとは・・・
監督やキャプテンの指示や命令がなくとも
選手一人一人が考えて動けるチームですよね。
あなたはどうですか?
いいチームは、1年生は何をすればよいか、2年生は何をすればよいか、それが徹底されています。一年生は雑用をやっていればいいってもんじゃありません。一年生はボール拾いが役割ではありません。雑用もボール拾いも声出しも、チーム全員の役割です。一年生には「一人前の一年生」があります。この考えが将来に必ず必ず役に立つのです。社会では男女雇用機会均等法が浸透して女性がどんどん活躍しています。しかしながらなかには「私はお茶汲みをしにきたのではない」と新入社員でありながら権利の主張をする女子社員も珍しくありません。それとこれは別、お茶汲みや雑用は与えられた職務ではなく、人柄として男女区別なく「できる人が心を込めてやる」ものなのです。そういう指導も部活で学んでいくことが、どれほど役に立つか言葉では言いつくせません。当然、「1人目の二年生」「一人前の三年生」「一人前の顧問」となっていくのです。それどれが人の指示を受けて動くのでなく、自主的に自らが考えて動く訓練を自分たちの力でやることが大切です。
もし何もすることがなかったらゴミでも拾いなさい(笑)
人から言われたことに頑張れる力は持っていても、
自分から仕事を探せる力を身につけないと
社会に出て通用しないのです。
部活バカ、バレー馬鹿にならないように指導してあげることが指導者の役割であることはいうまでもありません。こういうことをさりげなくできることが「いいチーム」だと考えています。