第2632話・・・元監督・元教頭の視点(51)
2016年 07月 15日
「人との距離間」
監督をしていると、様々なタイプの人間と出会い、接していかなければなりません。自分の苦手な人とも付き合っていかなければなりません。同じ指導者仲間、保護者などでも、苦手な人は出てくると思います。
自分は初期の頃、無理して話を合わせたり、無理して笑ったり、無理して付き合って、かなりのストレスになりました。今思うと「苦手な人ともうまくやっていきたい」と思う気持ちが強かったと思います。
しかし、私は草野先生から、「ハリネズミの話」を聞いて、「人との距離感」というものを学びました。社交場のマナーやルールはきちんと守りながら、ある程度、距離を置いてつきあっていけばいいということを学びました。これは、無理に仲良くなろうとするのではなく、互いにいい距離感で付き合うことです。
この教えは、本当に役に立ちました。人としての礼儀をしっかりとして、距離感を見極めるのです。
チーム経営だけでなく、学級経営、または今、管理職になってからも、とても役立っています。
指導者の皆さん、苦手な保護者との距離感をどのようにしていますか?
私が見てきた中で、一番多かったのは、「俺はお前は嫌いなんだ」という空気を出して、自分の至近距離に入れないタイプでした。