第2621話・・・レポート(打出中強化練習)
2016年 05月 27日
今回は、2日間ずっとジャンプしていた選手たちでした(汗)
【一生懸命やる所には、一生懸命やる人が集まる】
塾頭の第一声でした。究極の「勇気づけ」のことばだと思いました。
しかし2日間を通して、参加者には「感謝と恥ずかしさも感じなあかんな。しかし、選手に惨めな思いをさせてはいけない」この一言がとても響いた強化練習でもありました。
実業団並みの心の強さに成長している打出の選手たち。
【不平不満を言う暇がない、それが青春!】
自分を変える練習。
「稽古する」とは、繰り返しの中で自分のものにしていくこと。
40分みっちり2016夏トレ、休みなし、私語無し、ひたすらモクモク。しかも膝90°をキープして!
手抜きをしなければその分だけおつりが来る。
野球の選手は一生懸命バットを振れば、手にたこができる。
人の力を借りて乗り越えるものではない。自分でがんばっていくもの。
でも、今は頑張れなくても必ずできるようになると指導してあげるのが大人の役割。
わからない所はパスせよ。そこでストップしてしまうと次のことが入ってこない。わかるものを自分のものにする!体験すれば自分のものになる。
【正しいことをやり続けよう】
正しいことを頑張り続ければ、試合の苦しい場面で「自分の自信」となって、事態を切り開いてくれる。
そのためには、「正しいこと」を理解すること。
自分がやるべきことを理解すること。
知識は何回も学習することによって、その巾がちがってくる。知識から知恵になる!
間違った人を変えることはできないが、自分の姿を見せて人が変わってくれることもある。だから、正しいことをやり通すこと。
それは、打出の先輩たちが作って来た道であり、引き継がれていくもの。
“うちらの代”ではなく
【指導者へ】
できない時に手取り足取り教えてはいけない。
気配り、目配りができる人は企業で必要とされる人。
大人の役割は、子どもが自立することを邪魔しないこと。
練習についていけない選手、その指導力が問われるのがこわくて言い訳をしたくなる指導者。目の前の子ども達の姿は指導者の姿。その“膿”を出していると思うこと。
勝てば勝つほどいいチームを作っていくこと。いい子を育てながら強いチームを作れ!
力で抑えたらその指導者がいなくなったらまた悪いことは繰り返す。選手自身が「思わない限り」成長はない。学生時代は、親にも先生にも少しぐらい迷惑をかけてもいい。しかし、大人になって迷惑をかけない自律した人を作ろう!
自分の身の回りの中では上手くいっていても、それが上手くいかなくなる場合もある。それを選手のせいにするのはやめよう。自分の指導のあり方の足りない部分を探してほしい。