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by kusanokenji
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清水

【第933回】第16回in静岡(静岡県)
2016年4月16〜17日・・・清水3中、6中体育館 170名

★受講者累計 186、920名 

・・・・・・・・・・・前回・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


レポート<岡田(清水六中顧問)>

打出中学校の翌週に行われた久しぶりの強化練習。プレッシャーを感じつつもいつもと違った取り組みに、少しワクワクしてこの時を迎えました。普段から、自然体ドリルを取り入れているからこそ見られる動きや、その上に乗せることができる技術。二日間の強化練習で、気持ちも技術も確実に引き上げられました。指導者次第で、選手は変わる!の言葉に嘘・偽りはありませんでした。

 1日目の受付開始前に2016夏トレを行っている選手を見て、「動けているけど、切れがないな。」草野先生から最初に頂いたお言葉でした。選手の限界点を見極めることが指導者にとって大切。指導者の満足を引き上げること、「選手はこれだけできる」と信じることで、生徒が成長することをその後の指導で実証して頂きました。

 「上辺しか見ていないな。」
動きの欠点は指摘しできても、
修正ができないていない指導者へ、
あたたかな笑顔で厳しいご指摘。

現象を見て、問題を見抜き、解決する
1つの言葉で選手が変わる場面をいくつも見させて頂きました。

 ①A子のスパイクスイングでの肘下がり
 →「腕を前に動かし上体をひねる」
 ②B子のスパイクスイングでの肘引き
 →「両腕をひねりながらトスを上げる」
 ③C子のミートで手が止まるスパイクスイング
  →「当たったら、回内」
 いずれも、短い言葉で選手の姿が劇的に改善しました。どんな言葉を伝えたら、その問題を解決できるか、勉強が必要だと痛感しました。

スパイクスイングは回転運動なので、打つ時、一歩踏み出さない!一歩踏み出すことで推進力が生まれ、回転しなくても力を加えることができてしまいます。しかし、実際のスパイクはジャンプしているので、一歩踏み出すことはできません。これまでサーブとスパイクの違いを説明していましたが、その事を指導できていない自分に気づかせてもらえて良かったです。

昼食時間もギリギリまで質問が続きます
清水_c0000970_17264924.jpg

 若手指導者からは、熱心な質問が次々と出ていました。部員数が少なくて、チーム練習をする方法は?逆に人数が多すぎて練習がままならないときは?など…。
今置かれている環境の悪条件をプラスに考える発想を持ちなさいとアドバイスされていました。困難に直面したとき、自分が試されていると思い自分を成長させていく。草野先生なら何と答えるだろうか?と考えることでポジティブな発想が生まれそうです。

清水_c0000970_17264817.jpg

 2日目はコンビトレからスタート。コンビトレでセッターのトスについての戦術(約束事)で見事に変わっていく選手達。自分にできることをやるだけでは、甘えにつながる。目指すものを意識させる。目標作りを明確にする。具体的には、セッターへの返球が乱れた場面を想定して、次の①②を繰り返し練習しました。
 ①アタッカーに近づいたときは、セッターとアンテナから1m内側に線を引き、そこにふんわりとしたトスを上げ、アタッカーが中に入って打つ。
 ②アタッカーから離れたときは、ポールをめがけて平行トスをあげ、アタッカーは開いて打つ。
最初は自信なさそうにプレイし、ミスも多かったのですが、次第に切れのある動きと正確なトスが見られるようになっていきました。上げやすいところに上げろ!では、決してたどり着けない姿。こういうことか!と一同納得でした。

 プレッシャーは失敗したときの予防線。普段の力に自信がないから…。膝滑りや、はいつくばりなど取れる練習をしているのに、取る意識がないから取れない。レシーブにボールを当てて上がるときとそうでないときがあるのも、取ろうと思う気持ちが足りないから。ブロックでもボールが当たってはいるが、吸い込んだりはじかれたりするのは止めようと思う気持ちが足りないから。など、選手たちの未熟さを指摘して頂きました。ここを引き上げていくのがこれからの課題。ヒントはこの講習会にいくつもありました。頑張りたくなる勇気づけや、頑張らざるを得ない場面を設定し、自分で決めた事を強く思い、自分にできることを頑張る姿勢を育てていきたいと思います。
清水_c0000970_17264700.jpg

若手指導者
10年前、中学生jOC県選抜メンバーとして
受講した生徒が教師になって参加してくれました。
わざわざ宿泊で丸二日。
懇親会二次会でもこの調子(笑)

具体的で前向きな話がいいみたい。
そして、聞いたことのない話
いわゆる「目からウロコ」の話
これはセッターの構えの話
そーか、薬指がポイントか!!!!
ずっと身を乗り出して興味津々
一番嫌いなのは
年寄りの武勇伝!

今後に期待します!














by kusanokenji | 2016-04-20 17:27 | ■講習会リポート