第2582話・・・元監督・現教頭の視点(30)
2016年 02月 11日
【家族や妻を味方にするためには】
私は昨年四月から単身赴任になり、20年ぶりの一人暮らしになりました。自宅から単身赴任先までは、車で2時間ほどです。週末には、戻れるので、プチ単身赴任というべきでしょうか。
しかし、一人暮らしになって思ったことは、改めて、自分は何一つ家のことをしてこなかったということ。結婚した20年のうち、14年間はバレー漬けの日々・・・。週末は練習試合、夏休みなども合宿や遠征に明け暮れていました。
多分、このブログの読者の方の中にも、同じような生活をしている人がたくさんいると思います。
草野先生も「女房を味方につけることの大切さ」をずっと前から説いていました。
女房や家族を味方につけるというと、休日にどこかに行ったり、旅行したり・・・、こんな光景を思い描くと思います。
けど、私は、家族に父親が真剣になって取り組んでいる姿を見せることが何よりも味方になってくれる方法なのではないかと思います。
真剣になってチーム、子どもたち、バレーと向き合っている姿こそ、父親らしいと思います。ただ、それだけでは、ダメだと思います。
私が今になって反省していることは、「男も台所に立つべし」ということです。たまにお父さんが早く帰って、家族に料理をふるまう・・・・。これだけで、家族はどんなに喜ぶことか。
単身赴任になって、家事の大変さがわかりました。仕事に集中するためには、「おいしいご飯+きれいな部屋+清潔な衣服」が必要条件であるということを・・・・。
今からでも遅くないということで、家に帰ったら、掃除機をかけて、きれいにするようにしています。その光景を見て、家族は、「パパらしくない」と驚いています。
男性指導者の皆さん、ぜひ、台所に立って、家事を積極的に手伝いましょう。