第2578話・・・元監督・現教頭の視点(28)
2016年 02月 04日
ライン研修の「信用と信頼」の動画を見させていただきました。考えさせられました。子どもや選手への指導だけでなく、教頭として、職員への接し方、どうやってモチベーションを上げさせるか、いろいろなことを考えるヒントをいただきました。
さて、今回の動画を見ていて、昔、草野先生が次のような内容を発信されていた記憶があるのですが・・・。ちょっとその時のことも思い出してみました
ある会社の紹介で、そこは障害者が多く働いている工場です。その会社の社長さんが、「認められる・ほめられる・役に立つ・必要とされる」ことの大切さを従業員に伝えているという話の内容だったと記憶しています。四つの幸せを感じさせると人は自然と前向きに働くのだそうです。
当時の私のバレーの指導は、スパルタ式そのものでした。『俺について来い』というやり方でした。「みんなのことを認めるよ」なんてたぐいの言葉は、恥ずかしくて使えませんでした。そんな言葉を軟弱なものとしてとらえていたのです。
けど、草野先生のそのブログの記事を読んで、工場で一生懸命に働く障害者の人と、社長さんとのあたたかい関係を見て、何かうらやましくなったのです。
人間がやる気を出す一番の大きな力は、人に認められることだ・・。そんなことを深く考えるようになりました。ブログの記事をきっかけに大切なことを学びました。
仕事にしろ、バレーにしろ、人を指導する立場にある人間は、この四つの条件のどれかを相手に感じさせたらきっとうまくいくはずだ。人を動かし、人をまとめるには、スパルタ式の指導だけではだめだなあと気付かされた思い出があります。
「この人といたら幸せになれる」、そんな思いを選手に抱かせることができれば・・・・
「信用と信頼」の動画から、また学ばせていただきました。ありがとうございました。