第2543話・・・IN静岡15レポート
2015年 12月 01日
【清水6中 岡田直樹】
静岡市で15回目の開催となった自然体バレー教室。天候にも恵まれ、大盛況で幕を閉じました。開催要項をアップした途端、みんなが待っていたのでしょう、すぐに返信が相次ぎました。10日ほどしてまとめてみた時に、人数が大幅に膨れているのに気付き、その後、やむなく人数制限や参加お断りなどをする事になってしまいました。
湖西市・浜松市の西の外れから、沼津市・三島市・伊豆の国市の東方と県内はもとより、愛知県・千葉県など県外からも参加して頂いた指導者の方もいました。これは、Line研修やFacebookなどで草野先生が与え続けている影響だと感じます。過去最高の参加があったバレー塾ですが、高校の先生方が協力してくれたおかげで、すばらしい体育館のもと、たくさんの指導者と選手が自然体バレーに触れてもらうことができ、たいへんうれしく思っています。
今回の運営では、当日に質問用紙を配布し、昼食時に草野先生が返答するといった形式を取りました。前夜祭で草野先生からの提案があったためです(^^;)
これにより、普段聞けなかったことでも気軽に聞けることができたようです。各種ダンス、W-up2011、動き作り8種、股関節3種、タターン5種などの動ける身体作りから始まりました。普段いきなりボールを使って練習を始める指導者の方は、こんな所からも刺激があったようです。
私が今回注目していた「レセプション革命」では、ブレイクスルーがありました。今回、ちょっと体験してみようと思ったのが、運の尽き(^^;)いや発見・成功の鍵!生徒の前で恥をかくことで、明らかに出来た事がありました。
今まで「一眼・二足・三胆・四力」の言葉通り、『観察する、動く、決める、当てる』の運動を繰り返し練習してきました。そして、
「動いて、待って、当てる」の方法で腕を組んで行っていましたが、
【へそもぞ】からの【肘引き】では、『衝突するよう腕をボールに当てに行く!』ことを体感し衝撃が走りました。
この動作は、映像で何度も流れていたのですが、やってみて初めてそのことに気がつくことができました。草野先生が言う「バントの例」と、「腕を組んだままボールを追いかけ、はじく生徒の姿」がオーバーラップしました。
ぎりぎりまで待って、ボールに衝突するよう腕を出す!これにより『はじく』ことが改善されるかも知れないと思いました。
【へそもぞ】【肘引き】の衝突動作をやって、レセプションの改善ができるか、繰り返し練習してみます。
他にも、映像の中だけでは、理解が不十分だったものがありました。300g、500g、1kgスパイクを指導する場面で、240gのボールがその力で打ち返すとどうなるか。イメージがもてないで必要以上に力を入れている生徒に、「300gじゃ相手に届かないと思うよ。」などと草野先生は、具体的なイメージができる言葉を与えていました。子供がどこにつまずき、成功するまでにどんな言葉をかけているかに出会えるのが、バレー塾ライブの良さだと思います。
指導のポイントとして、
「教えてはいけない」の言葉にドキッ!
心理学から学ぶことが多くありました。
「子供達は、教えなければ、覚える能力がある。」など、
自律と自立を目指す指導方法を心がけたいと思います。
できないときにできない練習をやり続けていると変な癖がついてしまう。できなくなったときに、前へ戻って練習する。や、子供のどこを見るか?全体像を視野に入れ違和感を感じること。気になる子に焦点を合わせない。そして、子供の限界点を見る視点をもつことが必要だと教わりました。普段から、そのような視点で指導し、草野先生の視点に少しでも近づけたらと思います。
草野先生、前夜祭を含め3日間。色々な話ができ楽しく飲めました。ありがとうございました。私達からは決してギブアップはしないので、これからもめちゃめちゃよろしくお願いします。