超クロスの打ち方を教えてください!
と、講習会の最後の質問タイムで選手に質問された。
一瞬だけ「エッ?」と思った。
なぜならこの二日間の講習会は
「超クロススパイクが打てるための段階練習」をやってきたからである。でもすぐに考え直した。「やってきた」のではなく「やってきたつもり」であったことに気がついたからである。間髪入れずにその場は丁寧に回答したが、自分の指導の至らなさと未熟さに気がつけて、とてもありがたく思った。また一つ勉強できた!
【思い込み】
自分の中では超クロススパイクを打てるための段階的なメニューを、いろいろ工夫しながら解説したりしていたのだが、「これから超クロスの打ち方を説明します」「これから練習します」と言った、解りやすいシンプルな言葉が抜けていたことに気がついたのです。こちらが伝えたい内容だけが先行していて、「今やってることが超クロススパイク」とつながっていなかったという事実。
大事なポイントが抜けていたのですね。(汗)
質問した選手は中学2年生の女子。2週間前に行われた全国中学生大会に出場したチームのエースの子だと後で伺いました。ということは、彼女には「超クロスが打ちたい」という強い思いがあったのです。だからこそ、最後の質問タイムに、300名ほどいる前で質問することができたのだと思いました。ということは、そこまで意識のない選手はもっとわかってないんだ、と思ったのです。私の至らなさで意図が伝わってなかったことを私は非常に大きく反省したのです。これは完全に私のミスです。反省します。ありがとうね。
北海道の旭川での講習会の出来事でした。最後に主催者が「何か質問ありませんか?」と問いかけました所、「ハイ!」と大きな声で5人の選手の手が挙がりました。その内の一人ですが、残りの4名もいい質問をしてくれてとても嬉しく思いました。普通、こういう場面での質問はありません。指導者さんでもほとんどゼロなのに、ここの生徒さんは大したものです。