「作用・反作用の法則」をオーバーパス、スパイクの助走、ジャンプに応用する考え方。
床から反作用の力をもらうことが床反力。しゃがみ込み動作から床を蹴るか
深くしゃがんだ状態から床を蹴るか、の問題。
深くしゃがんだ状態からジャンプを繰り返していると
体を消耗するので疲れやすく、故障や怪我の原因になる。
しかも、腱反射や筋肉の伸張反射も使えない。
1)立ったままの姿勢では
体重が床を押す力=床からの反作用の力
2)素早く膝を沈みこませると
一瞬だけ、脚の支えが少なくなり、
床を押す力が小さくなる。
床からの反作用の力も小さくなる。
3)しかしジャンプするためには沈み込む体を支えなければならない。
そのためしゃがんでくる体を受け止める力が必要となる。
4)その力はしゃがみこんだ時点で最大になる。
5)つまり、跳び上がるためにしゃがみ込んだ姿勢で
すでに大きな床からの反作用が発生している。
6)そこからさらに跳び上がるために床を蹴る力が加算される。
7)最初からしゃがんだ姿勢で跳び上がっても
跳び上がる動作を開始した時点からの力だけになる。