穂積
2015年 05月 08日
股関節と肩関節、膝関節と肘関節、手首と足首は同じ動き、
身のこなしをまずマスターしよう



始めは身のこなしがぎこちなく、
はいつくばりや膝すべりもぎくしゃくした動きで、
これはまずいな・・・と冷や汗出まくりでした。
ドリルをしても、目の前のボールをうまく操ることに
気が向いてしまい、なかなかうまくいかない選手たち。
それを見かねた先生が、
「考える力がないな。これは教師のせいや!」
と言われ、はい、その通りです・・・と思うばかりの私。
「うまくやろうと思うのではない。それではうまくいかない。」
「うまくやるために、どうしたらいいか考えながらやりなさい。」
「この練習がどうつながっていくのか考えなさい。」
選手の考える力を伸ばしながらのバレー指導。
日頃、私がうまく指導できていないことを反省しつつ、
どうしたら考える力がつくのかを考えていました。
練習は、膝すべりレシーブやゴジラを中心に、
バックトスやルーティンを混ぜながら、
随所に様々なダンスが散りばめられ、
人間学の話もたっぷりとしていただけました。
「レシーブは腰から動く」
「セッターは右目の上でトスを上げる」
「相手が打つ前にゴジラを完成させる」
なども、その原理を理解することができました。
2日目の午後あたりから、動きがどんどん変わってきて、
3日目にはとてもかっこいい膝すべりレシーブをしていました。
転部したての選手も、転校してきたばかりの選手も、
新入生の選手も、みんなが上達していました。
個人的にうれしかったことは、
選手たちが草野先生に素直な質問をたくさんしていたこと、
草野先生の問いかけにすぐに反応していたこと、
いつも以上に淡々と黙々と練習に励んでいたこと、
「選手たちがいい雰囲気やな。」と言っていただけたこと、
です。限られた時間で、喜んでもらえるようにがんばります。
澄んだ瞳で、「人間学・心の話」を
真剣に聴いていた君の姿が印象的だったよ。
人は
常に
誰かに
見られて
いるものです!