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by kusanokenji
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第2439話・・・練習試合はなぜするのか?

自分の指導の
足りない部分を
探すためにやる

これが練習試合の目的です。

【強化練習会での出来事】
練習試合の目的はなんですか?
と10人くらいの指導者たちに問いかけた。
続けて「僕は、こう思うんだけどなあ」と次の話をした。
・今までやったことを試してみる
・何ができるようになったかを確認のため
・新しい課題を見つけるため・・・・
これはアカンと思うんや。まして、練習試合でチームを強くするなんてもってのほかやと思うのが僕の持論や・・・ってな話を雑談混じりに、いつものように休憩時間や懇親会などで放談していた。まあ、たわいもない井戸端会議の延長みたいなものだから、そんなに気にも止めてなかったが、懇親会の二次会も終わり、雑魚寝の寝床に入りかけに「ところで練習試合の目的の答えはまだ聞いてないんですが」と聞かれた。で、そこでもあいまいにして答えは言わずじまい。
二日目の、反省会でも出たが、そこでも言わずじまい。

で、その答えが冒頭の通り。理由は、すべて矢印が選手に向いているからです。矢印が自分に向いていない。これでは指導者の成長につながらない。そもそも練習試合を通じて成長するのは選手ばかりではないはず。ここが根本の考え方ですね。ここに至る指導者をいままでお見かけしたことがない(笑)。全部選手に矢印が向いている。これでは選手はたまったものではない。で選手がうまくできなければ選手の責任。「お前ら気合がはいとっらん」とミスごとに怒られ説教され、うまくいけば自分(指導者)の手柄・・・まぁこんなところですかね(笑)。選手を簡単に褒めたり怒ったりするのは如何なものか。軽すぎるような感じ。その先を見つめていないように気がしてならない。その先とは選手の成長のこと。これはあくまでも個人の考えなので「解答」ではない。あくまでも個人の考えであることをお断りしておきます。

思うに・・・
「どこまでできるかな」と思うことは、選手への期待であって、その期待に応えなかったらどうなるか・・・。選手を怒ったりするのもそこが原因ではないかなーと思うのでありまして・・・・。


練習試合の位置付け
これまでやってきた指導を振り返る場。

自分(指導者)のやってきたことがどこまで通用するかを試す場であって、選手の力を試す場ではない。選手の現在の発揮力を通じて、自分の指導を振り返る場です。

仮に自分の日頃の指導が悪くても選手の力量であったり、相手が弱かったりする場合はどうすのか? 「これまでのやり方に間違いがなかった」と自画自賛、自己満足で終わったりしたらちょっと恥ずかしいな。

指導者として成長したいなら
「自分の指導の足りない分を見つける場」として
練習試合に臨まれたほうが賢胃選択ではないかと思う次第です。











by kusanokenji | 2015-04-13 15:46 | ■連載“日々努力”