由利本荘
2015年 03月 30日
「チームづくり」
感謝から入る
信用、信頼を得る
喜びを与える
全国のチームをいろいろ見てきた中で少年団のチーム運営の形態はいろいろがあるが、保護者会が運営しているところで問題が多い様子(すぐ監督を辞めさせたり)。指導者も頼まれているせいか、あまり責任感がないようにみえるところもある。
大人の未熟な部分が出やすい。だから、感情的になりやすい。
チームづくりについて、勉強しましょう。とはじまりました。
・「同床異夢」
それぞれに思惑が違うのだから、問題になるもの当たり前。
・「入団前にすること」
※入り口をしっかりすること
甘い言葉で選手勧誘するな!
入団時に保護者へ2つの質問。
「どうしてこのチームを選んだのか」
「どんな子に成長してほしいか」
そして、指導者の指導方針、理念を伝える。
・「三つの納得」
文部科学省。グッドコーチに向けた7つの提言。昔から自然体で言っていること。信頼される指導者になる。
根性はいづれ力尽きるが、喜びは力尽きない
そうやって、育った子は、どうしたら、喜んでもらえるかを考えられる子になる。それが、素直な心の育成ということ。スポ少の本来の姿。学校教育でない「よさ」でしょ。
・終わりをしっかり
深いおもいがあっての新しい門出にしましょう。終わりは始まりとも言います。いやなことがあっても、どんなことがあっても、けじめと次のスタートに希望をもたせてください。
・中学の問題(どこにでもあって、多いですね)
スポ少の指導者は何年も手塩にかけた選手。相手(中学の先生)は、はじめて会うことども達。相手の立場になって考えてみたらよい。にもかかわらず、あなたたちは、何もしていない。例えば、卒団式の案内を出すとか。自分から足を運ぶ。自分から頭を下げる(かわいい教え子たちのために)。相手だって、来たら、人の感情があるのだから、動くこともある。愛情の深い人が愛情の浅い人へ施したらよいのではないか。それは、喜びにつながることでもある。どうしたら、喜んでもらえるか。を考えたらよい。
・「入部一週間」
人生を左右するくらい、影響があると思う。
先輩が見本になって教えてあげる。
この一週間が種まき。
何も知らない新入部員に時間を使う。
会社でもそうしているでしょ。
問題ばかりのチームは、やはり問題がおきるようなことをしている。問題が起きるチーム、会社、組織は、自分の都合を優先させる。幕末方明治にかけての経営者として名高い渋沢栄一さんは、生活苦の老人施設を作って長年面倒を見てきたが、そこにいる人たちの共通点は・・・「自己中心の考えしかできない」ことに気がついた、とのこと。
神社のお参り。
ご神体は、鏡が置いてある。世の中の出来事はみんな逆さまになっている。神様にお願いをする。のではなく、神様のお願いを聞きに行く。そうしたら、神様のお願いを聞いたら、それが自分のお願いになり、かなっていく。
お守り、お守りを守っていくれる人が、守ってもらえる。
坊さんの托鉢(御釈迦さんのお話)
お金持ちの家にはいかないこと。貧乏人の家に行きなさい。貧乏人は自分のことしか考えないから、その人たちがほかの人へ恵むことを体験する機会を与える。その喜びを考える、知る機会をつくるのです。
「卒業するみなさんへ」
途中でどんなことがあっても終わりをしっかりすること。
過程とは、具体的な行動。そのために何をするか。幸せになりたいなら、そのために何をするか。ここに目標を置く。今ここにベストを尽くす。
失敗する人は、目標の設定の仕方が悪い。結果を目標にしてはダメ。今、何をしているの。肉体と頭と感情を別にしたことをやっている。ボーとしたり、遊ばせたり、切り替えスイッチの訓練をしたり。そんなに集中は続かない。「声出せ!」と言われて出す声ほどいやなものはない。「走れ!」もいっしょ。大人に嫌われないように声を出しておこう。走ってよう。とごまかしている。スポーツをして、悪い習慣を育ててしまっている。
〜自信〜
いざとなったときに出る自信。では、どうしたら、そういう自信をもてるの?
自分を信じること。自分がやっていることを信じられる。自分がやっていること。
それは、具体的なこと。プロセス。
試合でも、ピンチだろうが、リードしているときであろうが、選手を信じられる指導者がいい。「油断したらダメ」なんて言葉はダメ。まずは、大人が子どもを信じられる自信を持ちたい。(そういう指導を普段からしておくこと)
がんばれ、がんばれは、今のあなたではだめよ。といっているようなもの。
叱咤激励はダメ。尻を叩かれないとがんばらない人になってしまう。
どうやったらよいか考えていく。
はっきりいって答えはない。
でも、考え続けることが大事。