相手の心にストーンと
落ちるには・・・
「あげろ!」
「落とすな!」
と檄を飛ばして、バレーボールが上達するとは思えない。
「だから何をするの!」と
具体的に教えるのが指導者の役目。
しかし
答えが理論的であっても、上達するとは限らない。
ある警察の、ベテラン鑑識課員(似顔絵捜査官)曰く
「曖昧さの中に真実がある」
どういうことかというと
全体でとらえよう〜 ということです。
「時に犯人逮捕に直結する似顔絵。はっきり似ているほうが良いように思えるが実はそうではない。はっきりと似ている顔より『なんとなくあの人に似ている』と思う人が多いほど、寄せれる情報が増え、犯人逮捕につながりやすいのです」と。
自然体では、「ボールはぼんやり見ろ」と指導する。
理由は、ボールに焦点が合ってしまったら他が見えないからである。
ボールはぼんやり見えたらいい。
そうすると、全体が見えるからである。
バレーボールで大事なのは
ボールの動き
人の動き
この二つである。
つまり、全体の動きを見ろ!
とくにレセプションやブロックではそうである。
難しい理論をこねくり回すよりも
「これだったら自分もできそう」
「やってみよう」
そういう気持ちになれるものがいいのでは・・・・と思う次第。
とくに初心者や子供相手にはこれがいい。
難しいことをさらに難しく言われても無理です。
冒頭の
「だからなにをするの?」
の答えがそこにあるのです。