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by kusanokenji
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第2343話・・・慈しむとは

慈しむとは
相手に勝つことではない



今年も会えてうれしかった、ありがとう!
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 懇親会はただの酒飲みの場ではない。普段は恥ずかしくて聞けないようなことでも気軽に質問できる場と考えたら懇親会も楽しくなる。東北の人たちはちょっとひと味違う。今回も二次会は質問が飛びかう。質問の名人もいる(笑)。場の雰囲気を考えて、他の人が聞きたい様な内容をさらりと質問できる人のことである。そういう人がいると、場の雰囲気が変わる。  

 「どうしたら慈(いつく))しみの心がもてるのでしょうか?」と質問を受けた。その時の即答が「相手と競争しないことやな、相手に勝とうと思わないことだよ」と言ったようだ。勝負事をやってるのに矛盾している様な返事(回答)だけど多分、心底から思っているからそのように答えたのだと思う。現役の監督時代も、「勝て、勝て」の叱咤に「試合に勝つより大事なことがあるんだ」とよく言ってきた。それはそうだよな。昨日のニュースでもあったが、アジア大会水泳代表選手が、外国メディアの人のカメラを盗んで捕まったなどとあったが、これは本人だけでなく日本の恥につながる話だ。企業スポーツの場合、企業イメージを落すのは簡単。なぜなら、いいことはニュースにならないが悪いことはあっという間にニュースになるからだ。これは本人だけでなくそのような教育しかできない指導者に問題があると思っている。勝つより遥かに大事なのは「勝つ資格」を教えることだ。そのためには、指導者自身が「教える資格」を得ることでもある。

 振り返ってみるに、勝っても勝っても、負けても負けても、それは次への糧になれどもそれ以上もそれ如何もない。監督している頃は、試合に負けて、真っ先に浮かんでくるのは応援してくれている人たちの顔。「ああ、今回も喜んでもらうことができなかった」とそれだけが残念。そればかりだ。相手のことなんか眼中にない。喜んでもらえることができなかったことが悔しいのである。そんなことを30年も続けてきた。今は、子ども達が喜ぶことだけを糧に生きているようなもの。試合に勝った負けたは興味の外だ。だから先日のヤングバレ-のベンチ入りもした。技術は全国大会に出れるようなものではないが、彼女達がその場で得るものは果てしないはず。「大人になったら自分に自信のない子の悲しみが分かる大人になろう、そしてそういう子を励ます大人になろう」と思ってくれたかもしれないからだ。

 今日はベストを尽くせたか、明日も頑張りたい気持ちになったか・・・そういうことが僕には重要なのだ。

新しい練習方法を考えるのに競争相手はいらない。
相手の心に火を点けるのに競争相手はいらない

















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by kusanokenji | 2014-09-30 10:53 | ■連載“日々努力”