”中1ギャップ”について
学校環境変化の中で、中学一年生に不登校がなどが増える”中1ギャップ”が問題になっているようですが、皆さんはその解消方法はどのようにされているのでしょうか? 先日愛媛県の講演会で小学校6年生の担任の先生方に「給食は毎日生徒と一緒に食べられるんですか?」とお聞きしたら「はい、そうです」と答えられていました。
それで、「生徒が中学になってから困らないような自立策は具体的にはあるのですか?」と聞いてもなかなか解決の決め手はなさそうな答えでした。「3年生までは担任の先生と毎日一緒に給食を食べる。そこでいろいろな決まりやマナーなどを指導して行き、4年生では一日だけ自分達だけで給食する日を設ける。自分達で行なう自立への第1歩の練習ですね。勿論、先生は陰で観察したり、なんらかの対応をします。5年生 になったら週に2日が自立の日、5年生で週3日の自立の日・・・・このように段階的に自立の訓練をしながら中学校への階段を登っていく・・・・そういう対応をされたらいかがですか?」と言わせてもらいました。この問題、文科省や教育委員会頼みではなく、各学校での自主自発的な取り組みが必要ではないでしょうか。
公立校でも小中一貫校が進められているようであるが必ずしも順調ではないようである。大事なのは「5年・6年・中1」の3年間のオーバーラップ教育である。給食のありかた、体育授業や音楽授業など専門教科のありかた何ど取り組むべき課題は多いようです。講演の最後に、某小学校の教頭先生から、D2ダンスについてこれまでの体育授業の準備運動に続いて何か目新しい事をやろうということで取り組んでいます、とお話を伺った。朝の授業の始まりに5分間音楽を流してその間に教室に戻るようにしているのですが、今年から、その前に3分間だけ”もしかめ”の音楽を流して、今いる場所(運動場でもどこでも)その場でD2ダンスを踊るようにしていますと言われた。「それは素晴らしい!」と応えましたが本当にそう思います。そして、中学校に進めば体育の授業や運動会にはおなじみの「D2ダンス」があるわけですから馴染みが期待できるわけですからね。ちなみに、地区の中学校では体育教師が集まって指導ができるように研修会も開いているとか・・・・。自主的活動が子どもにとってどれだけありがたい事かその成果を心より期待しています。
2012年度の中学一年の不登校は全国で2万1194人
〃 小学6年の不登校は全国で6920名(文科省調べ)
明らかに3倍になっています。
中学校進学後に学校生活が一変してしまって適応できずにそれが原因で、いじめや不登校になるケースがあきらかに多いようです。部活でも同じ現象がおきています。一年生が暗いのです。元気がない。そこで「
入部一週間」を作ったりして、各方面で中学部活の顧問にお願いしたりしています。