『練習で意図が見える人は、上達する!』 同じ部活で、毎日同じ練習をしているのに、上達する選手とそうでない選手がでてくるのはなぜでしょう?・・・そんな話から練習を始めました。
そこで上の言葉が出てきました。
実業団ですら「自分の意図を見せながら練習できるレベルの選手」はなかな見当たらないのではないでしょうか。これは、監督に聞けば一番わかることです(笑)。そんな選手がいれば監督のイライラも相当軽減することでしょう。
ほとんどの指導者は、選手がどこまで理解しているかが不安になります。
言った事が正確に伝わっているかどうかが不安になるのです。
不安になるから余計に突っ込みたくなります。
それで選手からすれば聞きたくもない話がグタグタと続きます。
悪循環ですね(笑)
それでついつい、「何回言うたらわかるんや」「聞いているんか」と
イライラがつのってしまうものです。
でも、「選手はどれくらい理解しているのか?」
こういうことを気にする事自体に疑問を持った方がいいでしょう。
そもそも伝言ゲームみたいなもので
完璧に伝わることはあり得ないのですからね。
今回は私が言った事、求めていることをどれくらい理解してくれるかではなく「あなたがやろうとしていることを表現して下さい」と求めました。
言葉であったり、顔の表情であったり、歩き方、走る姿であったりです。
いきなり高度なプレースタイルを求めるより
こういう誰もができることから始めた方がいいでしょう。
これが「あなたの意図を見せなさい」ということです。
「理解する」は消極的なやる気で終わってしまいますが
「意図を見せる」は積極的やる気につながると思ったからです。