第2240話・・・指導の原点
2014年 04月 10日
一人一人の命を大事にする
これはずーっと言い続けていることだが、命ある人間を大事にしながら、
人を活かす指導はできないものか・・・
そんな日々の指導を心掛けたいものだ。
勝たなくてもよいと言ってるわけではない。
理不尽な指導はやめようと言っているのもそういう意味。
親が子を想う気持ちは深い
吉田松陰の歌
「親思ふ心にまさる親こころ けふの音づれ何ときくらん」
(子が親を思う心よりも、子を思いやる親の気持ちのほうがはるかに深いということ)
を詠めばわかる。
子どものためには世間の常識や見識と言うものから突然離れて、
鬼にも蛇にも変身できる親は多いものだ。
「良い・悪い」は別にして、
それくらい親の愛情は深いものだということを知って指導に当たったほうがいい。
言い換えれば、
一人ひとりの子どもの幸せを考える指導を心掛けていけば、
いつかは子どもの心、親の心に通じるということである。
自分の場合は、
指導している目の前の子どもの後ろには親や家族がいるということを忘れて
感情のままに指導しないように心掛けて久しい。
科学の世界では「信じる」より「真実」が大切であるが
夫婦間や選手間、師弟間では
「真実」を追求するより
「信じる」ことを心掛けたいものである。