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by kusanokenji
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第2237話・・・育成計画書

育成計画書

他者を説得するのは至難の業だ。ましてや相手に支援・協力をお願いするのは並大抵ではない。女子バレー部を会社のシンボルスポーツとして企業スポーツ部昇格のために「女子バレーボール部中期事業計画書」を作成し社長に面談を求めたのは20数年前の話。バレーボールを「一つの事業」として考えて、5年間の年次別人員、人件費、活動費、施設、成績、社会貢献策などを一覧表にして、A3用紙1ページでわかるように提示してプレゼンさせていただいた。結果、「よっしゃ、わかった、会社は君に応援しよう、そのかわり責任は重たいぞ」と言われたのが懐かしい。何事も、やみくもにこちら側の要求だけを伝えるだけではダメで、決断側・決済側が納得できる、あるいは「よし、応援したろ」と思える判断材料をどれだけ準備し提供しながら交渉するのが「大人の交渉術」でもある。これは仕事でもまったく通用する考え方だと思っている。

 

さて、手塩にかけて育てた可愛い教え子を送り出す側の中学校の顧問に必要なのは「3年間の育成計画書」を書かれたし・・・と第2236話で書いた。勿論、関わり合う部員全員の卒業後の人間的成長を見据えたものが基本だ。3年間で習得させるべき「心、体、技」を包含した指導・育成計画書である。教師生活を36年勤め上げるとして、3年スパンは12回も繰り返されるのだ。時代は変わっても相手は変わっても13~15歳の子供が対象であることには変わりない。直接選手の指導・育成に役立つだけでなく、理不尽な指導の抑制作用にも役立つだろう。新年度の始まりには、選手育成計画書、クラス経営計画書として自ら作成して当該の学校長、部員の保護者に提出されたらいいのではないかと思う次第である。試合日程や成績報告、あるいは顧問の考えを書いた「部活通信」と並行しての実行を検討されることを願いたい。何事も計画・目標がしっかりしていると、例え道に外れそうになっても自己修正がやりやすくなるもの。何かあったとき、あるいは行き詰った時に戻るところをつくるのである。と、同時に卒業したら師弟関係まで卒業してしまったらまったくもって情けない話だ。いつまでも部活仲間、師弟関係が良き思い出として、人生の支えになってくれたら、小中高校生と関わりを持つ一人として嬉しいかぎりである。

 













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by kusanokenji | 2014-04-07 12:51 | ■連載“日々努力”