第2235話・・・部員勧誘3
2014年 04月 03日
中学生の場合
中学部活で大事なことは
先輩と後輩の関係はウイン・ウイン!の関係であってほしい。
後輩のためにも、「後輩から尊敬される先輩」になること。
顧問は大いに気をつけてもらいたい部分だ。
どうしても目先の勝利とか、
目先の問題処理のために見逃してしまう部分でもあるので注意が必要。
中学部活の思い出で
「尊敬できる先輩がいる」だけでも後輩は幸せになれるからだ。
少なくとも、後輩をいじめる先輩にならないことだ。
そのためには
部活を通じての人間教育は部員勧誘から始めること。
顧問だけでやるのでなく、現役選手に関わってもらうのだ。
部活運営への参画だ。
俺たちの部活!という意識づけのチャンスでもある。
と同時に
「先輩になる自覚」絶好の機会と捉えることだ。
小学校の部員勧誘の場合は「親の意見を聞く」のが大事と昨日に書いたが
中学校の場合は「どんな人に入部して欲しいか」現役選手の意見を聞くのがよい。
これから一緒に部活する仲間を自分で探す努力からはじめよう。
なぜならば、
一般的な中学校の部員勧誘は、ポスターを貼ったり、部活紹介などで仮入部に
こぎつけ、さいごに5月のはじめに正式入部となるのが一般的であるが
「誰かれ構わず甘い言葉で勧誘してしまう」ことが問題の温床でもある。
結果「来て欲しくなかった人」がやってきたりするハメになっては
後で、「今年の一年生は・・・・」になってしまう。お互いに不幸である。
そこで、部員みんなで「どんな人に来てもらいたいか」を共有すること。
「初心者大歓迎」「泣かない人」「声の大きい人」・・・
などなど、各人に「三つ」書いてもらって、そこから最終的にまとめよう。
「我々の部活はこうです、こんな新入部員を求む!」を決めるのである。
きっと、大人になって(仕事をやるようになって)役立つ経験になる。
技術指導も5年先・10年先を見据えた指導が必要であるが
心の教育、生きる力の教育も先を見据えた事前準備、事前教育が必要だ。
いかがであろうか?