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by kusanokenji
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第2227話・・・役立つ話

宮古島(沖縄)独特の文化に「オトーリ」という飲み会がある。先日の宮古島での講習会での「オトーリ」のとき、校長先生が「10年前の講習会で『ハリネズミの話』を聞いたのでその話をします」と話された。 バレー塾では、よく話していた、人間関係を円滑にするための「いい距離」の話である。 あ~、いい話というのは、時間がたっても心に残るものだと改めて思った次第。当時、子どもたちに向かって、「小学生も中学生も高校生も、大人になっても人間関係で悩むものです。人は、なぜいくつになっても人間関係で悩むのか、それは、その解決方法を知らないからです。今から、その解決方法のヒントになるお話をします。この話を小学生の時に知って、少しでも実践していけば、大人になってから悩まなくなります」と当時は話を切り出していました。

翻って考えてみるに、小中学生への部活やスポーツの場面での子どもへの教えや考え方が、本人たちの将来役に立っているのか?と考えた場合、どうも腑に落ちないところもある。たとえば「チームワーク」。チームとしては仲良くして一丸となって目標達成に進むんだ!と指導者は言う。それは間違いないところである。しかし、社会人になった場合の悩みの多くは「職場での人間関係」であったり、友人関係であったり、夫婦関係であったりする。このときに、部活での教えが役に立つ場面ってどれほどあるのだろうか?中学、高校の部活では先輩との関係や仲間との関係で必ず悩むのに、その多くは「チームワーク」で片づけられてしまい、根本をみないままズルズルになってはいないか?。人間関係のあつれき、意見の違いなどをどのように解決したらいいのかの体験がないまま大人になった結果、いくつになっても根本的に解決できないまま人生を送ってしまう傾向が強いのでは・・・・と最近よく思うようになった。

小学生の時は準備や後片付けはすべてしてもらう生活から、中学になった途端、雑用とボール拾いは一年生がやれ!と言われても、オロオロするばかりでなかなかできるものではない。さらには、「考えてやれ」と言われても、「考えてやった」経験は一切ないのに急にできる訳がない。移動も親の車ばかりでは切符も買えない人間になってしまう。また、高校までは校則やルールにしばられて、あれやれ、これやれって指示されて育ってきたのに、大学になって急に自由になって「自分でかんがえてやれ」と言われても考える力を奪われてしまっているのに、なかなかスイッチが入らないのも無理のない話だ。

5年先、10年先を見据えた指導を心掛けたいものである。
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by kusanokenji | 2014-03-13 08:48 | ■連載“日々努力”