第2199話・・・頑張りたくなる指導
2014年 01月 15日
「やればできることをしないということは・・・
それが「心」でしょ!
しっかりやればできるようになります。
それを”成長”といいます。」
という場面がありました。
撮影中ということを忘れて
少々、ムッ!と来たのでしょうね。
言葉が怒っているような印象を与えています。
でも、何か、伝わってきたので、カットせず、よしとしました(笑)
練習は、必ず「目的」を説明します。
次にやり方を示して、大事なポイントを説明します。
これは、言ったからといって相手ができると思わないことです。
よく思うのですが
常に100%できることを求めてしまうのはいかがなものかと・・・。
「何をもって成功と言うか!」につながります。
大事なのは段階的な目標づくり!
段階的とは、「個々に合った目標」という意味です。
個々とは初心者からトップレベルまでのことです。
ちょうど富士山がゴールとすれば、すそ野から一斉に登る。
しかし、3時間もたてば差が生まれる。立つ位置が違う。
でも、全員が頂上を目指す!
オギャーと同時に一斉に子育てが始まる。
しかし10年も経てば差が出る。
でも全員が向かう「幸せ」というゴールは同じ!
初心者指導から全国で勝つためのドリルにつながっていく発想がここにあります。
一つの目標がクリヤされたら意識が「陰から陽」に転換します。
これが「成長と向き合う部活」の一番の目的です。
そこに到達するまでには、少々の苦労を体験してもらいます。
苦労なき喜びは、感動に結びつかないからです。
小さな感動につなげる目標づくりが必要です。
だから、常に「頑張ればできる」という目標設定が必要になります。
一つの目標が達成できたら
次の目標に進む!
これです。
人生に大切なのは!
これが身につけば、人生万々歳です!
我々凡人は、目標がないと何もできなくなるからです。
これは辛いことです。
しかし、その目標を自分でつくれる人は多くありません。
目標がなくて困っている人は沢山います。
社会的に成功を収めた人が晩節を汚す人も結構いますね。
若いときの成功が邪魔するのでしょうかね。
そもそも、「目標が大事だ、目標をつくれ!」と言ってた人が
立場が変わると(定年とか)、自分の目標を自分でつくれないのです。
おかしな話ですよね。
でもそれが現実です。
子ども達に「夢を持て」と発破かけまくりの人が、
いつまでも夢をもって生きてるとは限りません。
部活において、少年団において、この訓練をしていれば
その後の人生を生き抜く力になります!
それは、どんな環境であっても
自分の目標を自分でつくれる訓練のお蔭です。
夢はなくても、今日やることには困らない!
夢を持てと言う前に、今日の目標に向かうことのほうが
はるかに大事なことだと思っているので、そういう指導になります。
頑張らせる指導でなく
頑張りたくなる指導とはそういう意味です!