八幡浜
2013年 12月 16日
2013年12月14日(土)・・・八幡浜市民スポーツセンター 100名
★受講者累計 165,590名
☆・・・・・・・・・・・・・・・前回・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
愛媛国体ターゲットエイジー強化事業・・・。
2017年度愛媛国体時の高校一年生になるのが現在の小学六年生。
今回が15回目の強化事業。

県下から選ばれた男女90名の選手たちが集結!

【99%が自然体初参加】
国体本番の最終学年組。これまでは現中学一年、二年を中心に行なって来た関係で、現在の小学六年生は初めての参加。 この日参加してくれた小学六年生は、国体本番の年は高校一年生。この中から一人でも選手として出てくれたらという思い。
講習会のときは必ず、開講式の前にボールを使って遊んでいる選手たちの動きを役30分みるのが私の最初の仕事。選手の動きをリサーチする貴重な時間。小学生たちの遊んでいる姿が普段の練習の姿、現在の技術のレベルが一番ありのままに出る。この瞬間を見逃してはいけないからである。今回も早速・・・・でも・・・?????・・・この子たちって県のトップだよね。全国に出る子や、週4日以上練習している子ばかりでしょ。どうしてなの・・・動きが固すぎだよ、体が壊れてしまうよ・・・なぜ?としばし絶句の状態でした(驚)。これは大変だ、国体どころじゃないよ、もっと根本問題だよ、子どもとの向き合い方じゃないかな。真剣に小学生の指導について考えなきゃ、いよいよ日本のバレーはダメになってしまう・・・目先の勝敗に目が行き過ぎだよ・・・そんな余分な心配が出てくる状態。でもそう思うのは僕だけかもしれないしね。結局、目の前の子供のプレーのどこが悪いの?これでいいんだよって思っている指導者が大半っていうことかな?そこが残念だけど現実はそうなっている。その現実もきちんと受け止めないと前に進まないからね。
そこで、私にマイクが渡された直後に聞いたのが「自然体は初めての人、手をあげてください」だった。ほぼ全員が挙手。
【残念ながら君たちは】
「自然体では一番してはいけない危険なプレーをやっていました!!!
それはパスとスパイクの二つです。パスは両手が背屈しています。
スパイクは肘を高く上げてそのまま上から下に振り下ろしています。
故障につながり、パフォーマンスも上達しません」・・・そこからのはじまり。
選手は初めてでも指導者は何回か受講しているはずなのにあまりの光景に
ちょっとがっかりもしましたが、でも気持ちを切り替えて頑張りました。
最後の方で一人だけ、しなやかなスパイクスイングをする女の子を見つけました。
みんなの前で、披露してもらい
「これが故障しなくて、将来成長するスパイクフォームだよ」と
選手にも指導者にも説明しました。
みんなから拍手をもらって、いい雰囲気になったのがせめてもの救い。
やっぱり、小学生の間に「試合」「試合」に追われていると、どうしても
強く打ちたいとなってしまい、決まったかどうか、勝ったか負けたか
の判断でしか指導できないのかな・・・。
ちょっと違うんだよな!
関連ブログ
小学生のときに、勝ったか負けたかより
小学生のときに、何を体験したかが大事だと思うんですけどね。
やっぱり大人が変わらないと子供は大変ですね。