第149話(6月20日)・・・こころの不安を抱えたまま
2005年 06月 20日
県大会の出場権を逃してしまったのです。原因は・・・・?
3年生11名、みんな不安を抱えたまま試合を迎えてしまったのです。
どんな不安・・・?!
「チームがいつバラバラになるか」という不安だったのです。
最後のセレモニーで、3年生11名全員が同じことを言ったそうです。
自分たちの代になって丸1年間。ズ~ットこの不安の中で部活をしてきました。
誰も表には出さず、でもみんな心の中ではバラバラに気がついていていたのです。
しかし、最後の最後の試合で「チームがひとつになれた!」気がしたそうです。ある子はその瞬間に「高校でもバレー続けよう!」と決心したそうです。
どうやら、土壇場で、勝利より大切なものを掴んだようですね。
彼女たちにとってはそのことが大きな「部活でつかんだ勝利」かもしれません。
僕はこう思いました。最後の最後に一番大切なことに気がついた、ということはこれからの人生の出発点で気がついたということではないかな・・・。だから、彼女たちの出発点を拍手で祝ってあげたいと思いました。