第2124話・・・遠征
2013年 08月 21日
全員初心者だ。新キャプテンも中学校になってバレーボールを始めた。
しかし、その成長は著しい。
少しだけ背中を押してあげた。
「遠征してみないか」と。反応がよかったので
「自分たちで相談しなさい」と言った。
すぐに輪になって相談した。
「行きたいです」と答えが来るまで1分かからなかった。
すぐに顧問のところに走って相談していた。
1分もかからない間に、今度は、
遠征先の顧問のところに全員が言ってお願いしていた。
顧問は了承したみたいだ。
その間、5分。
これで、おそらく、自分史に残るであろう
「はじめての遠征」が実現する。
これから選手は親の許可、顧問は学校の許可を得る仕事が待っている。
中学生の前向きの真心が様々な関門を突破するであろう。
この体験こそ、最大の教育効果を得るであると確信する。
すべてお膳立てされたレールの上を走るのとは訳が違う。
本気になればさまざまな障害は突破可能だ。
こういうことを部活で学ぶことは大きな意味がある。
あるチームは、親や学校長まで許可を得て、バスまで手配したのに
直前に泣く泣くのドタキャンがあった。
子どもの人生への影響を考えるとまことにもったいない。
学ぶもの、救われる!