第2038話・・・小学生との掛け合い
2013年 02月 19日
(みんな集合して私の話を聞きます)
方程式を解くには公式を使います。公式は法則です。
人間の体の関節の動きにも法則があります。この骨はこっちにしか動かない。
こっちにしか曲がらないという法則です。これを人体メカニズムといいます。
筋肉にも法則があります。僕の後について復唱してください。
次に働く筋肉は(ツギニハタラクキンニクハ)
今(イマ)、休んでいる筋肉である(ヤスンデイルキンニクデアル)
はい、ありがとう、よくできました。
筋肉が働くということは【力を入れる動作】のことを言います。
今休んでいる筋肉とは【脱力している筋肉】のことを言います。
つまり、今脱力していなければ、次に力をいれることはできないということです。
こうして、両方の手でコップをもちます。コップをもつ手は力が入っています。
次のコップを持つには、持っているコップを放さないとつかめません。
コップを放すことが脱力するということです。
スパイクでは、ボールを打つときに力を入れます。
つまり、打つ前に力が入っていては強いスパイクは打てないということです。
打つ前から力をいれることを「力み(りきみ)」と言います。
力むと滅茶苦茶なスパイクになります。
あー、この【滅茶苦茶】という漢字、どう書くかわかりますか?
(ここから、最前列に座っている小学生が登場します!(^^)!)
色々掛け合いが続いたあと
滅茶苦茶という言葉は、お茶の葉っぱに熱湯を注ぐと、お茶のもっている
【三つの味】が壊れてしまうということから生まれた言葉です。
さあ、お茶の三つの味ってなんですか?
(すぐ、ハイ、ハイと小学生の手が挙がる)のでどうぞと言うと、
え~、ウーロン茶と~
ええっ、何、なに!!? う~ロン茶って?・・・
驚く私を尻目に
麦茶かな?・・・いやいや抹茶もあるな~
会場は爆笑の渦に巻き込まれました。
もう、最高の小学生です!(^^)!
島根県の八雲ジュニア男子の子たち。
全てが可愛い。
子どもの可能性を摘み取っていない指導の賜物です。
動きは忍者のごとく
心は雲のごとく自由に・・・・。
(答えは甘い、苦い、渋いの三つの味)