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by kusanokenji
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第2028話・・・心の葛藤を乗り切る力

新しい環境に直面したとき
 人は「心の葛藤」と遭遇する!


(1)、親から離れるとき(保育園、幼稚園)
(2)、指導者が変わったとき(中学、高校)
(3)、職場が変わったとき(社会人)
(4)、定年になって何もすることがなくなったとき(子育て終了も含む)

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(1)を解決するのが、それまでの「抱っこ」と「おんぶ」。
 親から離れると泣き叫ぶのが赤ん坊。しかし、2~3歳ごろになると「自由に遊びたい、でも親のそばにいたい」と心の葛藤が始まる。少しづつ親から離れていく力を獲得するには、親元にいつでも帰れる安心感が必要。その安心感こそ、それまでどれだけ抱っこされたか、おんぶされたか。自然体では「抱っこ」や「おんぶ」を体験させるのはお互いにスキンシップをすることで「安心感」を獲得する目的もある。しかし驚くことは小学生や中学生で「抱っこ」と「おんぶ」ができない子が多いという事実。おんぶして歩けない子供を見るとそれまでの家庭生活や学校生活が見えてくる。「体を動かす遊び」が少ないのが如実に現れる。背中にぶら下がったまま歩こうとする子供が多いのに驚くばかり。このことを指導者や親は知っているのだろうか?親の愛情を100%求めている乳幼児期に十分に抱っこやおんぶする時間が少ないのをどこでカバーできるかが大事になってくると考えているのです。だからこそ子どものときは、勝つためのバレーだけではなく、偏った運動ではなく、心から夢中になれる「遊び」を取り入れた「楽しいトレーニング」が必要と考えているのです。

(2)を解決するのが、それまでの「正しい体の使い方」。
中学や高校に進学して、今までの体の使い方を見て、「それは間違っているフォームだ、こうしろ!」と直されて悩む選手は多い。特に小学校の時や中学校で自然体を真剣にやってきた選手はそういう場面に遭遇するとよく聞く。あきらかに間違ったフォームを正しくしてもらえるのならいいのだが、その逆が多いと悩みは深刻である。なぜなら間違った体の使い方を強要されると故障や怪我につながるリスクが高くなるからである。
 そういう問題を解決するのが「小さいときに正しい体の使い方を覚えると一生もの」ということである。神経系の発達が著しい幼少期に覚えた体の使い方は一生ものである。例えば、箸の使い方もそうである。ペンの握り方もそうである。先日も「豆移しリレー」をやったが箸の握り方、使い方は千差万別。1~2歳に覚えた癖は直らないようだ。キーボードの叩き方も最初に正しい使い方を覚えるといくつになってもスラスラ叩ける。一度正しき使い方を覚えるといくつになってもパソコンアレルギーとは無縁になる。自転車に乗れるようになるといくつになっても乗れるのも同じだ。そういう理由を踏まえて、中学校や高校に行って悩む選手には「君は正しい体の動きを神経が覚えてくれているから大丈夫や。それは違うと言われても体が勝手に正しく動いてくれるから、心配しないで先生の言うことを”ハイ”と言ってやりなさい。」とアドバイスしている。

(3)と(4)については、またいづれ書くことにします。
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by kusanokenji | 2013-02-05 10:04 | ■連載“日々努力”