第１９３５話・・・あいさつ

相手の名前を言ってから
「こんにちわ！」

「草野さん、こんにちわ！」
と笑顔と明るい声の挨拶に「ハッ！」とする。

体育館で先生と二人で話していたら
「〇先生、草野先生、こんにちわ！」と
これまた心からの飛び切りの笑顔で挨拶してくれる。
二人でいたら二人の名前を呼んだ後に挨拶する。
デパートの店員さんやホテルマンの営業笑顔とはまったく違う！
心から飛び出てきたような笑顔。
池の鯉がピチピチはねて寄ってきてくれるような愛らしさ。
純真、純朴、素直、まっすぐ・・・・まさしく青春！
気持ち良くならないほうがおかしい。
出会う子供たちそれぞれが、誰言われることなく、それも自然に・・・
沖縄県の某中学校女子バレー部の子供たち。
教育の力を感じる。
全国、いろんな学校にお邪魔するだけに
ちょっと珍しい光景。
２時間ほど練習をみたがとても楽しい時間だった。

その夜、指導者に聞いた。
「とても感じのいい挨拶ができるけどどんなふうに教えたの？」
「挨拶しても返してくれない大人に心が傷ついていた子がいたんです。その子に『相手の名前を呼んでから挨拶してごらん、そうすれば相手も気が付いて返してもらえるかもしれないよ』とアドバイスしたんです。そうしたらみんなするようになりました。ほとんどの先生がニッコリして返してくれるようになったのでみんな喜んでいます」と答えてくれた。

いいですね。
上から目線でなく
「こうしてごらん！」と
さり気なくアドバイスする。
それが見事に当たる！
醍醐味ですね。

聞く方もいう方もともに気持ちよくなる！
それが「あいさつ」

素晴らしい笑顔の中学生たちに教えてもらいました！