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by kusanokenji
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第1889話・・・お盆の法話

我が子だけの幸せを願うな
みんなの幸せを願いなさい


昨日の8月15日。
お寺さんにお参りに行ってまいりました。
そこの住職さんが、次のような法話をしてくださいました。
とても印象深いお話でした。

「お釈迦さまのお弟子に目連(もくれん)さんという方がおられ、その方のお母さんが亡くなりました。その後、目連さんは『優しかったお母さんは、きっと今頃天上でにこやかにお暮らしだ』と思い、神通力を使って会いに行きました。ところがお母さんの姿はそこにはありません。まさかと思いつつ、飢えに苦しむ餓鬼の世界をのぞいてみると、なんとそこにお母さんの姿がありました。

お母さんを助けようと、食べ物を差し出すのですが、なぜが火となって燃えてしまう。助けてあげたい一心で、ついにお釈迦さまに相談しました。

我が子思う母親の罪

お釈迦さまは「親は子供を守るのは当たり前。子供であるお前からみたら観音様みたいな優しいお母様であっても、お前を守って育てるには他人に対しては夜叉にも鬼にもなってきた。つまり、他人からみたら我が子への愛情が深いが故に、罪深い存在となってしまわれたということです・・・・・」

と、そんな話でした。すごい話、大事な話だと思いました。

我が子の幸せを願わない親はいません。
しかし、四葉のクローバーを探すために、三つ葉のクローバーを踏みつけてはいけない、
そういうことを言われていると思いました。この話を聞きながら
「どうして自分の子供は試合に出さないのか」と平気で監督に文句をいう親など
まさしく、我が子への溺愛故の罪深き行為だと思ってしまいました。

話はまだ続きました。
御釈迦さんは、続けて
「修行を終えて帰ってくる多くの僧侶たちをもてなしなさい」と言われました。目j連さんはその通り僧侶方にご馳走を振る舞うなどしました。その功徳によって、お母さんは無事に救われました。その僧侶をもてなした日が、お盆の始まり。お母さんが救われたうれしさのあまり、踊り出したというのが「盆踊り」の起源。

なぜ、優しかったお母さんが、亡くなって飢えに苦しむ餓鬼の世界に堕(お)ちてしまったのか・・・・それは子供の立場からみたお母さんであって、他人からみたらそうではない・・・・お母さんは、我が子を守るためには、どんな罪深いことも厭(いと)わなかった、そのため苦の世界に堕ちてしまった・・・我が子だけを守ってはいけませんよ。我が子だけを大切に思うと、知らぬ間に他人には憎しみや嫉妬、妬みを与えてしまいますよ・・・・わが子だけでなく、多くの子供たちに慈悲の心を向けなさい・・・そういう法話でした。
合掌
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by kusanokenji | 2012-08-16 07:18 | ■連載“日々努力”