第1885話・・・大人の人間学
2012年 08月 10日
若かりし頃から「腐ったミカンは取り除くな!」と言ってきた。
なぜならば
また新しい腐ったミカンが出てくるからだ。
周囲の精気で再生しよう、と言ってきた。
随分と遠回りしてきたが、でもそれでよかったと思っている。
人を育てる立場にいる者の条件だという考えは今でも変わらない。
腐ったミカン・・・・邪魔者のこと。
組織から一番嫌われる存在。
悪い奴は排除しろ、という論理。
頭では理解できるが、心が許さない。
その人さえ居なければうまくいく、と思い込ませてくれる。
本当は錯覚させるやっかいもの。
なぜならば
人間が複数集まればビリが生まれる。
100人のビリも、1000人のビリも、ビリはビリ。
栄光あるビリをつくればいいじゃないか!
最強の9番バッターみたいなもの。
そういう考え方を今まで満ち続けてきた。
そういう考えが根本にあって、指導を続けてきた。
それはそれで自分のスタイルとしてはよかったと今でも思っている。
でも、もうひとつ、説明に強烈な納得性が弱いと思っていた。
このへんがまだ弱いな~。自分がだよ。
いつになったら答えが見つかるんだろうね。
だれか教えて欲しいな。
試合に勝つよりも大切なことがある・・・と自分もよく使っているが
では、その大切なものって何だ?なぜなんだ?と問われたら、
自分の答えにはまだ力が弱い。
よく人のせいにするな!とも言う。
でも相手の心を揺さぶることができない。
言葉が遊んでいる感じかな。
この辺りにくい込めたらいいんだけど・・・。
こういう問題にくい込むのが大人の人間学です。
これからですね。