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by kusanokenji
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第1873話・・・心離すな

保護者コーチの
  存在が大きい


孫と二人の時は、聞き分けのいい子、しっかり者だと感心するぐらいであるが
母親の顔を見たとたん、甘えん坊、聞き分けのない子に変身してしまう。
親への安心感からくる行動であることは一目瞭然。
親子の絆の深さを垣間見る瞬間でもある。
自分が親の時は、おそらく夢中で、そういうことも見る余裕もなかっただろうけど
じいちゃんになると「みえなかったことが見える」こともたくさんあるようだ。

少年団をみていると、保護者コーチが圧倒的に多い。
甘える子供、余裕のない親・・・・・・・・
そういう構図がとても心配される。
現に、多発しているチーム問題の要因の一つになっているのは否めない事実。

我が子に「いい思い」をさせてあげたいのはどこの親も同じ。
「いい思い」をさせたい親同士が闘っている感もなくない。
試合の応援を見ればそれもよくわかる。
その姿を見て、眉をひそめる人はいても感心する人は少ないだろうに・・・。
そういう環境下では、究極の四つの幸せと言われている
1、人に愛される喜び
2、人に褒められる喜び
3、人の役に立つ喜び
4、人に必要とされる喜び

の心が素直に育つとは思えない。

指導者や親がどのように子供ト向き合えばいいのか はとても大切なこと。
それは
大人や指導者の立場で考えるのではなく
子どもの立場、目線で考える必要があるのではないか・・・。
目先ではなく、先を見据えたもの、
「目先の一勝ではなく、一生の勝利を目指して」である。
大人はすぐ「あの子は~」と点数をつけたがる。
あきらめる言い方、投げやりな言い方は慎んだ方がいい。


どうして勝たせようかと苦心するより
どんな人間に成長して欲しいか・・・・


そんな願いをもって指導される保護者コーチが多くなることを願っている。
by kusanokenji | 2012-07-19 08:32 | ■連載“日々努力”