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by kusanokenji
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第1860話・・・中学一年生


初心者が部活に入部するということは
結婚してはじめて
他人の家に入ったようなものです。


私はそういうふうにとらえています。
中学一年生の部活。
新入部員の心境はいかばかりか?!
まして、初心者となれば不安のほうが大きいに違いない。
まだ見ぬ先輩の存在は大きいのです。

”一週間が勝負!”

今回の静岡でのバレー塾では、タイミング的に″部活新一年生”が多く
「運動をはじめて体験するこども」への対応がテーマ。

「尊敬できる先輩との出会いは、
      尊敬される先輩への一歩目となる」


実は、この関係をつくることがチームづくりの基礎、土台ですよ・・・!と。
だから、最初の“一週間”がとても大事ですよと指導者のみなさんに理解して
いただくと同時に、具体的に何をすればいいのかを、講義と実技のセットで
選手と一緒に体験していただいた三日間でした。
ですから、こういう講習会はセットで受講しないと「部分」しか見えないので
あまり意味がありません。顔は見えても心が見えないのと同じだからです。

正式に中学生の新入部員を迎える5月は
ともすれば、目の前に迫っている試合のことで頭がいっぱいになりがちですが
この一週間の過ごし方でその後のチームの運営が大きく変わってくるのです。
この時期に、新入生をないがしろにしていると後で“痛い目”に遭います。

中学校に入って初めて正式に部活に入部するということは
結婚してはじめて他人の家に入ったようなものです。
当然遠慮もあり、不安もあります。
大家族の他人の家に入る・・・小姑や姑のことが気になって仕方ありません。
嫌味が多い小姑だとどれだけ辛いか・・・。
しかし、いつまでもお客さん扱いにしてはいけません。
まずはチームのこと、先輩のことを理解する努力が必要なことを教えます。
二年生、三年生の先輩への指導と並行して、一年生へも心構えを教えます。
この「手間」を省くと、あとでエライ目に遭うのです。
反乱がおきてからは後の祭り!
“甘え”から抜け出させて一人前の部員にするためにはこの「手間」が必要なのです。

「中学生になったら先生や先輩に”タメ口”を言ったらだめだよ」
「雑用は、心をこめたやれば雑用ではなくなるんだよ」

こういった「人としての原点」をさり気なく、
しかし毅然として教えてやるのも必要な時期なのです。
生徒と教師、選手と監督・・・・このいい距離感をつくるためにも大事なことです。
「友達感覚でいい」なんて、とんでもありません。

そして、指導者へは
あなたたちが本気なら「新部活ノート」を作ったらどうでしょうかということを言いました。
従来の「バレーノート」は、選手が書いた日記に指導者が赤ペンでコメントするものですが
うわべだけの交換日記ではせっかくの日記がもったいない。
「選手の日記」ではなく
「指導者の想い・考え」を伝えるコミュニケ―ションノートにするのです。
「思いが伝わらない」と嘆く前に、「伝える努力をしましよう」ということを提案しました。
(半ば強制ですが・・・・)
まずは入部一週間の間に「指導者の想い」を選手一人ひとり宛に書く。
それも「本人宛、保護者宛」に書く。
三年間でどのようになってもらいたいか、そのために何を指導するのか・・・
「指導者の本気度」を相手に示す。
ここから出発することです・・・・と最後の夜の会で伝えました。
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by kusanokenji | 2012-05-07 05:49 | ■連載“日々努力”