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by kusanokenji
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第1713話・・・高校生人間学Ⅱ

昨日は男子高校生でした。
読みながらウルッ!ときたという人もいました。
今朝は以前にも紹介した女子高校生の話です。
現在は東京の〇の門病院で看護師として働いています。

彼女との出会いは彼女が中学3年生のときでした。
背も低くプレーが上手いとは言えませんがいつも質問してくる子でした。
東北弁で喋る姿が可愛らしい子でした。
とてもバレーが好きで、いつも笑顔でバレーしていました。
その子が「まさか!」と思うような行動に出たのは中学3年生の3学期。
監督や周囲の反対を押し切って「バレー名門校」に進学を希望したのです。
それも自分で願書をもらいに行って・・・。
彼女の希望は「県で一番の学校でバレーする!」だったのです。
そんな彼女の希望を誰も止めることはできませんでした。

彼女の実力からすれば無謀とも思える行動でした。
結果は合格。
しかし入学後は予想通り大変な苦労が待っていました。
彼女はみなと一緒に同じ練習などまともにできるわけがありません。
県内からスカウトされてきた選手とあまりにも実力が違いすぎます。
誰からも期待などされず、なぜ入部したの?と思われるのが関の山。
そこで彼女はどうしたかというと、朝練の前に、皆がくる前に体育館に行って
たった一人で黙々と練習することにしたのです。
最初はみなから相手にされませんでしたが、そのうち段々と信頼され
最後はチームにとってどうしても「いなければいけない選手」になっていました。
「いなくてもいい選手」から「いなければいけない選手」への変化・・・・・・・
なぜそうなったのか?
それは集団がまとまるためには必然的なものだったのです。

しかし、問題はその後です。
高校を卒業してからどうしているのかが問題なのです。
コートで輝いていた選手たちのその後の人生はどうなっているのだろう。
おそらくレギュラ選手は実業団やら大学にスカウトされたかもしれないが
彼女のその後の人生は・・・・と気になるところでした。

頑張り屋の彼女はその後大学に進学し、持ち前の粘り強さと意志の強さで
在学中に保健師と看護師の免許を取得しました。
人のお役に立てる仕事をしたい!これが彼女の人生目標となり頑張ったのです。
そして現在は冒頭に書いた病院で仕事に従事しています。

彼女の生き方を見るにつけ、まさしく人間学の素晴らしさを感じるのです。
目先に囚われない生き方。
本質を見極める生き方。
素晴らしいと思います。

小学生や中学生を指導する機会のある我々が肝に銘じなければいけないのは
選手の犠牲の上に目先の勝利を求めてはならないということです。
我々が最も戒めなければいけないことだと思います。
こどもの将来につながる指導を心掛けたいものです。
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by kusanokenji | 2011-09-09 07:52 | ■連載“日々努力”