志賀
2011年 05月 09日
2011年5月8日(日)・・・大津プリンスホテル・コンベンションホール・・380名
★受講者累計 136,920名 ☆・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
立派な講演会でした!
【創立40周年記念・ジュニアスポーツ・フォーラム】
大盛会でした。4年前から依頼を受けていたのですがなかなか日程の調整がつかず、今回やっと実現しました。会場にはなんと多勢の方が・・・・400席あるイスが残り僅かになるほどの大盛況。事前のPRがよかったのか若いお母さん方も多く見受けられました。
【大津スポーツ少年団とは・・・】ちょっとこれまでにない組織でした。
大津市内には37の小学校があります。各小学校には必ず一つの少年団があり団長さんがいます。団には各種目が所属します。団所属チームでないと体育館などは使えません。会員数は4千数百名という大規模な組織です。それでも10年前は5千名を超えていたそうで、最近は若干減少しているそうです。組織の一番上に全体をまとめる【本部】があってその下に、【ブロック(4つ)】があって、【団(37)】がある。理念は【子供の心と体の健全育成」・・・自然体バレーの理念とまったく一致します。
したがって、「強くなることを奨励しない(県大会や全国に出場することを薦めない)」 「学校、家庭の空いた時間に活動する」 「練習は週に2日。それも1回3時間以内」 「自然探索、自然との共生などの活動にも参加」などスポーツ活動だけではないからです。・・・・・・・・こういう方針を元にこれまで40年間の活動を継続してきた少年団です。したがってどうしても勝ちたい選手は別な個人的なクラブなどを選択してもらいます。少年団はあくまでも日本スポーツ少年団の理念をそのまま継承しているとのことでした。素晴しいと思いました。そういう下地があるので講演内容もスーと入っていったようです。
【これまで一番話しやすかった講演会でした】
大半が【子供が主役】の考え方に理解を示してくださる指導者、保護者の方々の集まりです。疑心暗鬼で聞くのでなく、ちょっとでも子育てや指導の参考にしたいという大人の集まりです。話しながらどんどん調子が出てきました。気持ちがよかったですね。その後の懇親会も随分と盛り上がりました。なんと180名も懇親会に参加。二次会は本部の理事さんたちと一緒に38階のスカイラウンジで・・・・素晴しい夜景を堪能しながら楽しいお話をたっぷり聞くことができました。福島原発の影響で「カブトムシの幼虫1000匹を預かって育てています」というお話も伺いました。
後援会が終わって帰られた方は200名。ということは・・・帰られたみなさんは「講演会だけのために」足を運んでくださった方々ですよね。それもバレーボールにまったく関係ない方々も多く、いやいやありがとうございました。感謝です。わざわざ参加さたのに「なんや、つまらん話だったな」で終わったら申しわけありません。それだけが少々心配です。
【問題点】
団員が4千数百名、指導者が約1000名います。この1000名の指導者のベクトル合わせには相当なエネルギーと知恵が必要でしょう。なんといっても指導者の資質向上が一番の課題でしょう!なかには「勝つ結果」を求めてしまうあまり、少年団の理念から逸脱して、己の持論を吐き出す指導者もいることでしょうから・・・。当然周囲との摩擦やトラブルも考えられます。少年団運営のこれまでの方向性は間違いではなかったとはいえ、10年後の50周年へ向けての更なる発展性を求めた新たな方向性を見出すスタートでもあります。常に「原理原則」と「教育の本質」「指導の本質」を踏まえた少年団運営が望まれます。そういうタイミングでの後援会であったように思います。少しでもお役に立てたらこの上ない喜びであります。