第1627話・・・【自然治癒力】と【指導・育成】
2011年 05月 02日
つくづく思う。原理原則は同じだと。
【自然治癒力(しぜんちゆりょく)とは】
カイロプラクティックでは自然治癒力について次のように説明しています。
「あなたがドアーで思い切り指をはさんだとします。
痛みでとっさに手を引きます。ドアーはもうあなたの手を挟んではいません。
しかしあなたは痛みを感じています。
ひどいときは腫れやしびれをともない2,3日不愉快な思いをするでしょう。
でも「生きていれば」必ずその腫れは引き痛みは癒えます。
それが自然治癒力です。時間が解決してくれます。」
つまり、今感じている痛みはドアーで手を挟まれたのが第1次原因。
しかし、現在は痛みを発生させる第1次原因はなくなった。
ドアーに挟まれて骨折したなどの痛みの第2次原因もない。
あれば、骨折の治療が必要であるがその必要もない。
あとは自然治癒力の出番である・・・・といったところ。
更に次のようにも続く
「脊椎動物の生命は、すべて脳が支配しています。脳から脊髄、末梢神経、各器官へと命令を送り、各器官の異常は、脳へと伝えられ痛みや不快感として表れます。脳はキャッチした情報をもとに異常のある器官に力(色々な化学物質)を送ります。カイロプラクティックは、脳から各器官への通り道を阻害する邪魔者を取り除いてやる作業です。」
【川の流れをよくする】
自然体をよく学ばれている方ならよく御存じなのが【流れを止めている原因を取り除いてやれ!】という指導心得があります。まさしく前述のカイロプラクティックと同じ考えです。流れを止めている邪魔物を取り除けば水は流れます。ぎこちない動きとか、ギクシャクしたフォームの原因を探して、それを取り除いてやれば選手はどんどん上達します。ぎこちない動きがスムーズな動きになり、ギクシャクした動きがしなやかな動きになります。ここから指導を始めていくと選手はどんどん上達していきます。まるで痛みがスーッと引くように・・・・。
自然治癒力とは自分の力で治る力のこと。
人間がもともと持っている力が発揮できること。
ならば、【伸びる力】【成長する力】も同じではないか。
自分で伸びようとす力があるのが人間。
自分で成長する力があるのが人間。
その力が発揮できるように手伝うのが指導者の役目。
指導が正しければ
故障はしない、練習すればするほど上達する! はず!
まずは自分が先頭を歩こう!