第1623話・・・四隅を見ろ!
2011年 04月 26日
全体が見えるやろ!
小学生や中学生の練習時、お互いが近すぎて動くスペースがなかったりします。
それでも子供たちは離れません。群がって練習します。
他チームとの合同練習や講習会になるとさらに離れません。
目立つのが怖いのが今の子供たちの特徴ですかね。
そんなとき「もっと広がりなさい、間隔を取りなさい」と言ってもムダです。
カラス追っ払っても追っ払っても解決しなのと同じです。
でもなかなか動けないので、ついつい怒鳴りたくなります。
こういうことを繰り返していませんか!
「声出せ」「声出せ!」と・・・・。
そんなときは、こんな話が有効です。
将棋の世界では『香車(きょうしゃ)を見る』という言葉があります。
将棋の駒のひとつである香車は四隅に置かれるのが定石です。
自分のものが二つ、相手の駒が二つ。合計四つ。
香車を見ることは将棋盤全体を見ることにつながります。
全体を把握しながらやりなさいということです。
体育館の四隅を見なさい!
そうすれば体育館全体が見えるでしょ!
どこが詰まってて、どこにスペースが空いているかすぐわかります。
そうすると自分はどうすればいいかわかでしょ。
皆が動けるための練習スペースをつくるのです。それが気配りです。
目配り、気配りと言うのはそういうことです、 はい!壁タッチ!
つづく