第1583話・・・クビを賭けて
2011年 02月 18日
勝利至上主義ではいけないということだ。
勿論高校野球の名門校ともなると、甲子園にいけなかったらクビがとぶとか
監督にも相当なプレッシャーがあるのかもしれない。
でも、それよりももっと大事なものがあるのだと
自分のクビを賭けてでも、教えてあげてほしい。
みんなで力を合わせて
目標に向かって努力することが一番で 結果はその次。
ベストを尽くしてダメだったら仕方ない。
むしろ、いかに悔いのないようにベストを尽くすか、
ということを伝えられる指導者であってほしい。
<心の野球 桑田真澄>
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クビを覚悟で・・・・
やりましたよ。
そしてクビになりましたよ。
その時「バンザーイ」と叫びましたよ。
勝った!と。
人間らしく生きれた、最後のプライドを守れた、
これからも堂々と生きれる・・・・そんな万感を胸に。
「ここまでして私たちを守ってくれる監督を今までみたことがない」
そんな手紙をもらったこともある。
そういうこともあった。
お蔭で今がある。
今なお衰えない向上心に感謝。
毎日、辞表を胸に、手にはナイフをもって(もったつもりで)出勤。
いつも差し違えする覚悟の日々もあったな。
懐かしく思える過去。
そのおかげで今がある。
あのときに「踏ん張った」お蔭で・・・
あのときに「逃げなかった」お蔭で・・・
あのときに「出会った人」のお蔭で・・・
だからこそ今がある。
「これだけはどうしても譲れない!」
「あんたが何を言ってもこれだけは人間として譲れないよ!」
コートに立つまでの闘いにエネルギーを使い果たす日々が続く・・・。
そんな時に支えてくれた人、助けてくれた人も数多い。
その時に受けた恩は石に刻んでも忘れてはいけない!
お金では買えない人間として大切なことを学ぶことができる。
クビ覚悟でやるとそういう「おかげ」が舞い込んでくる。
「無償の愛」
無償の愛がないとクビかけてなんてやってられない。
無償の愛だから、選手にもそれ以上求めない。
子供が生まれたときのあの感激!
「元気でありさえすればそれでいい」
「優しく育ってくれればそれだけでいい」
「生まれてきてくれてありがとう!」
これが究極の無償の愛の姿。
それだけ覚えていたら十分だ。
子供への無償の愛、選手への無償の愛の姿とは
「ベストを尽くそう!」
「ベストを尽くしたらそれでいい」
それだけで十二分だ。
気が付けば
「与えることに喜びを感じれる人生」を
神様がプレゼントしてくれるよ!。