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by kusanokenji
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第1565話・・・幸(さいわい)と福(さいわい)

【幸と福】

「さいわい」にも幸と福と二字ある。
学問的にいうと、
「幸」というのは、幸いの原因が自分の中にない!
偶然的な他より与えられたにすぎない幸いを幸という。

   と説かれるのは陽明学者の安岡正篤氏。(安岡正篤の一日一言より)
続けて
「たまたまいい家庭に生まれたとか、
思いがけなくうまいめぐり合わせに
ぶつかったとかいう、これは『幸』。

そうではなくて自分の努力によって
かち得たる幸いを『福』という。

福という字がそれをよく表しておる。
示偏(しめすへん)というのは神さまのことだ。
示というのは上から光がさしている、
神の光、叡智(えいち)の光を表す。

旁(つくり)は『収穫を積み重ねた』という文字だ。
農家でいうならば俵(たわら)を積み上げるという文字。
神の前に蓄積されたるものが『福』である。」

読みながら、「なるほど、いつもながら深いなー!」と感慨しきり。
そうか、示偏は神の光を意味するのか。
こういうのを説文学(せつもんがく)と言うそうだがなかなか奥が深い。


自分は不幸だと嘆いている人には
幸せが薄いと嘆く必要はまったくないよ。
「幸」とは他から与えられたものだから
最高の「幸」は、この世に生まれて、今生きているということだよ。
あとは努力して「福(しあわせ)」を増やせば「幸福」になれるよ
とアドバイスしたほうが喜ばれるかもしれないね。
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by kusanokenji | 2011-01-26 08:38 | ■連載“日々努力”