第1557話・・・人間学
2011年 01月 14日
小生の会社勤務当時は毎朝職場で「綱領・信条・七精神」を唱和し、バレー部では練習前の午後1時に体育館で「朝会」の代わりに「昼会」を行い、社員さんと同じように社歌を斉唱し「綱領・信条・七精神」の巻物を読みながら全員で唱和していた。そして昼会の最後には、毎日日替わりで一人づつ台上にあがり、みんなの前で話す訓練として「所感」を述べていた。いわゆる3分間スピーチであるが、小生が退社時には選手たちの所感をまとめて「所感集」として本にして残し、お世話になった職場に贈らせていただいた。これらのことが毎日の習慣化になっていたお蔭で今でも経営理念が脳裏に焼き付いて離れない。まことにありがたき経験をさせてもらった。それらが自然体バレー塾の基本理念、行動指針のベースになっていることは間違いない。
我が自然体バレー塾では、子供への指導だけではなく自然体バレーの継承者づくりの一冠として年に2回(1月と9月)指導者だけが集まり2泊3日の「自然体公認指導員養成講習会」の活動も行っている。今回は「公認指導員に求められる6つのことがら」についてみんなで勉強した。その中で出てくるひとつが「人間学」
・人間学なくして自然体バレーなし!、
目先の勝敗や、目先の成績にとらわれない指導へ欠かせないのが人間学である。
義務教育の9年間の総決算が中学卒業時の進路!
この進路決定は、その後の人生に大きな影響を及ぼす。
ただ学業試験の成績や試合の成績で進路が決定されるのでなく
9年間の歳月をかけて「これからの人生を歩む方向」を見つける指導がしたいものだ。
こういう「人生の歩む道につながる指導」を、バレーボールの指導を通じて行うには
どうしても「人間学」が必要になってくるのである。
悩める小学生や中学生に、少しでも希望の光を見つける手助けができる指導ができたならば
こんなに嬉しいことはない。
そのためにも日々の中で「人間学」を学んでいきたい。