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第1547話・・・講演会

バレー塾では講義がつきもの(セット)であるがそのうち半分は「心の話・人間学の話」。
そしてときどき「企業講演」や「学校講演」を依頼されることもある。
今年最後の糸魚川では初日に「企業講演」、
二日目に「講義+実技」3日目に「実技のみ」がセットされた。

講義も講演会も共通するのは年齢幅が広いこと。
企業講演会では20歳から65歳までの社員さん。
バレー塾では小学校1年生から大人まで。
実技では「全員を笑顔にする」
講演会では「全員を満足させる」ことを目標に臨んでいる。

今回の講演会のテーマは「人を育てる指導とは」であったが・・・・・
まったく初対面の社員さんばかり。
「どうせバレーの話やろう」くらいの期待感しかないだろうと予想される。
そもそもスポーツ関係者の講演会の話は
「長い自己紹介」「苦労話」「自慢話」「業界の裏話」「夢」「努力」「根性」・・・
大体そういうものであると受け取られる傾向があるのも事実。
今回も「どうせ・・・」と期待半分の方がおられただろうと予想。
2時間の講演で自分の過去の話が1時間にも及ぶ人もいるようだから。

自分の場合は自己紹介はゼロ。なぜなら司会者が話してくれるからである。
それ以上過去の話をしてもしようがない。要は聞き手が何を聞きたいかが大事。
「失敗話」はしても「苦労話」はしない。
ましてや「自慢話」するほど自慢するものもない。

「知識の点数よりも心の点数の高い人が会社には必要」へと結論を導く話を
並べていく・・・「勝つだけではダメ。人間学を勉強しないと社会で溺れる」
のと同じだ。その中にいろいろと涙あり、笑いあり、感動ありの小話を
ちりばめていくわけであるがこれが楽しい。

昨日のテレビで橋本大阪府知事が「府の職員の採用方法を従来の知識偏重から
人間性主体の採用に切り替える」と発表されていた。
しかし誰が人間性を見抜くんだろうね。
まさか「母の足を洗いましたか?」「フトンを自分でかたずけますか?」
「靴を脱いだら揃えますか?」「新幹線で倒したリクライニングしたイスを
もとに戻していますか?」「後輩に挨拶していますか?」・・・・・・・
などの質問を面接でする試験官はいないだろうし・・・・。
「永田町の変人は世の中の常識・ならば永田町で変人になろう」と言われたように
「役所の変人は庶民の常識」というくらいの発想が欲しい。

ある小学校の校長先生の話。随分昔の話であるが、朝の全校集会の時に
「自分のフトンを自分で敷いて片づけている人?」と聞いたら、小学校
一年生の女の子が台上に上って「私は毎日フトンのあげおろしをやっています。
おばあちゃんの分もやっています」と発表したそうである。その子は結局6年間
毎日やったとのこと。そのおかげで随分と自信がついて何事も積極的になり
成績もよくなって・・・という話もある。

人間性が作られるのは小学生の低学年の時までが大きい。
だからバレー塾では指導者だけが勉強するのでなく、子供も一緒に勉強するように
している。小学生でも2時間や3時間、メモ片手に真剣に聞いてくれる。
そしてよく覚えてくれる。

こんな自分の話でも一生懸命聞いてくれる人がいるのはありがたい。
来年も今年以上に感謝をこめて、誠意をこめてぶつかっていこうと思う。
by kusanokenji | 2010-12-30 01:25 | ■連載“日々努力”