第1538話・・・歩
2010年 12月 17日
人間はチカラを持つと「歩」の時の気持ちを失う。
どういうことかというと
ちょっとチカラがつくと「俺の力でここまでなったんだ」と粋がってしまうこと。
本当は沢山の人のお蔭でここまできたのに、
のぼせてしまったら人間は周りが見えなくなってしまう。
自分のチカラを過信してしまったらおしまいだ。
ある会社は「本物の謙虚さ」を持つ人を入社試験の最終条件にしたそうだ。
それから一挙に業績が伸びたとか・・・・。
いくら仕事ができても謙虚さのない人間集団では業績はあがらぬ。
人が人を動かすのは「人柄」
相手をバカにして威張るような人では誰も振り向いてくれぬ。
そこのとろこをわかっている社長はえらい!
「歩」の時の気持ちって・・・・
「今できることをやる」ハチドリの一滴のこと。
純粋で、損得勘定抜きでがんばれる状態のこと。
前に、前に進むことしか考えぬ。
ちょと力がつくと「身を守る」ことを考えだす。
これがくせ者。
生涯「歩の心」を忘れずにいたいものだ。