沖縄
2010年 11月 15日
2010年11月13(土)~14(日):公認スポーツ指導員養成講習会・・・385名
★受講者累計 131,140名 前回の義務研修会 前回の公認講習会 ☆・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

初日の午前中は講義。受講者は98名と高校生や特別聴講など120名で満員。
テーマは「人を育てる指導」と「スパイクとレシーブの基礎・基本」
中学、高校の指導はたかだか3年。しかしその3年の影響は人生にも及ぶ。
指導上で大事なのは何?
学校を卒業したその後の人生に主眼を置いた指導になっているか?
周囲の人に可愛がられる人になっているか、
周囲の人に必要とされているか・・・・・・・・・・
そういうことのほうがはるかに大事ではないか?・・・・そういう話。
懇親会の席上、沢山の人が「涙が出た」ことが話題になったほど。
心優しい人たちばかりだなと思った次第。ありがたいことです。

これは素晴しい光景。実技でも最初から最後までご欄の通り。
小学生の指導者が大半であったが、教師指導者も見習って欲しいところ。
教師はこういう部分(自ら学と言う姿勢)でも完全に負けています。

沖縄のバレーの指導者たちと飲むと、昼間とちがってとにかくよく喋る、相手の話など聞かない・・・大きな声で喋る、喋る・・・勉強する気あるのか!人の話聞く気あるのか!・・・と言いたくなる場合も多々あり、途中退席する時もあったが、今回は違った。「団結力」と「前向き」「子供思い」・・・・ちょっと今までと違ったイメージ。小学生の指導者が多かったからかな? とにかく「グチ」が少ない。これが一番。これまではグチといい訳ばかりが目だっていたが(別な面から見るとそれだけ悩んでいるということだが・・・・)、お陰で今回は久し振りに楽しく過ごせた。石垣島と宮古島からも15~6名が参加されていたがその影響もあるのかな? 最後の講師(私)への謝辞は石垣島の女性。「大金をはたいて参加したが、お釣がくるくらい有意義な二日間でした・・・・」と言ってもらい「ホッ!」。

子供を教える指導者が真剣に学ぶ・・・・いいですね。
講義の冒頭で、「みなさんは、資格取得のために仕方なしに参加された方が多いと思いますが、明日,帰るころには『参加してよかった!』と思ってもらえるように頑張りたいと思いますのでよろしくお願いします」と述べた。実際、石垣や宮古の離島から参加された人は経済的負担と時間的負担は大変なものです。これが来週も続き、さらには登録費用とかいろいろ経費がかかります。本当に費用がかかり過ぎですね。ご苦労様です。そういうことを考えるとこちらも誠心誠意を尽くすことしかない。もう、目一杯、私のできうる最高のものをお伝えすることに徹した二日間!お陰様で自己満足できるほどしっかり頑張ることができました。
【しかし・・・・】
中学校の指導者が極端に少ないのはなぜ?資格が必要ないのが一番の原因だと思うけど、子供を指導する立場は変わりないもの。子供への情熱が足りないのかな。仕事が忙しいのは誰だって同じじゃないの?それを覚悟で教師になったんでしょ。小学校、高校の指導者が資格が必要なのに中学校は必要ないとはいくら考えても解せない。中学校の指導に資格が必要になると誰も顧問する人がいなくなるから?・・・・・まさかそんな理由ではなかろうに! もしそうだとしたらこれはそれ以前の問題だ。
今回も小学校の指導者は熱心だということがわかった。しかしながらこの「異常なほどの熱心さ」が時としては災いの元凶になるのである。「そこまでやっていいの?」と周囲からひんしゅくを買うほどのことも日常茶飯事であろう。熱心さがトラブルの一因になることも否定できない。トラブルを未然に防ぐためにも、「指導者研修会」は必要なのである。資格取得だけが目的でないのはlこういう理由もある。だからこそしっかりとした指導法と解決法を身につけてもらうために応援しなくては・・・と思うのである。