第1509話・・・自信は掴むもの
2010年 11月 06日
君らは、成績は下のほうやな。
チームは弱いやろ。
でもなあ、県で一番弱くても、ビリでもいいんだよ。
一番のチームより一番になれることがあるやろ?
それを考えるんや。
君たちでも、パスなら県で一番どころか日本一になれるんだよ。
日本一やで、ええか・・・!
バレーを教える人はみんな「パスが大事」って言うやろ。
「バレーはパスに始まり、パスに終わる」って言うくらいや。
でもな、みんな下手や。
全日本なんかでも、セッター以外の選手がトスを上げる時、ヒヤヒヤや。
「ティンカーの選手はパスがうまい!」と言われるようになるんや。
きっとなれると思うよ。
何でもいいから、一番になるんや!
そうすれば自信がつくんやで。
てっぺんにいくとな、周りの景色も変わって見えるんや。
『山』は、下から上を見ても、見えるところは狭いわな。
でも、てっぺんに登ると、見えるところが変わるぞ。
どこでも見えるぞ。
山はなー、一つと違うねん。山もいろいろな山がいっぱいあるんや。
どんな山でもいいから、てっぺんに登るんや。
それが一番になるということや。
ここに「致知」という本がある。
この本はな、会社の社長さんとかが読む本やで。
その本の中にこんなことが書いてあるんや。読むで!ええか!
江戸っ知ってるか?・・・・・・ほうか、知らんのか。
今の東京のことや。昔もそこが一番の都会だったところや。
「一杯の水」
江戸で一旗あげようと、二人の商人が地方からやってきました。
昔は今みたいに車や電車はなかったから歩いていくんや。
ようやく江戸についたが、喉が渇いて仕方がない。しかしどこにも水を飲む
ところがない。仕方なしに水売りのところでお金を払って飲んだんや。
そこで、一人は「水にまでお金を払うようではとてもやったいけない」と
江戸を去ってしまったけど、もう一人は
「江戸では水でもお金になるのか」と考え、江戸に残って商売をはじめて大成功したんや。
な、考え方次第やろ。
考え方でこうも違ってくるんやで。
君らはどうする?
同じ練習でも、「あー、しんどい」」と思うか、「うまくなったるで!」と思うかやな。
これからの3時間、「うまくなるために練習する!」「バレーの選手になる!」と
思う者はそこでジャンプしてみいや。
「せ~の!」
(一斉にジャンプしてくれました。)

今日はここまで・・・・
次回はますます進化・・・・・