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by kusanokenji
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第1503話・・・まとまり

小学生チームを見ていると、見えないものが見えてくる。
見えないもの?・・・・って?
なぜまとまっているの?という理由。

どうもリーダーの人柄に関係あるようだ。
プレーよりも「人柄」である。
一生懸命遊ぶ、一生懸命動く、下の子の面倒を見る!
偉そうにしない、ブスっとしない、明るい・・・・・!
その子の傍にはいつも下の子がいる。
そして賑やかだ。
そういうチームはチームワークが良い。
チームワークがいいとチームが明るい。
当然、保護者同士のいがみ合いもない。
ないからチームワークがいいのだ。子は親の鏡。

そういうチームは監督が目立たないチームに多い。
見守っているというか、信頼しているというか。どしっとしている。
落ち着いた監督はボヤかない。
自分は頑張っているのに周囲が解ってないと言わない。

「頑張って!」と激励する必要のない小学生を見た。
なぜなら、その必要がないくらい頑張っているからである。
先日の大船渡でのこと。
休憩時間中でも昼休みでも、朝の始まる前の時間でも
コンパスジャンプ、コンパスステップ、スパイクスイング、
ジャンプの時の肘の使い方、サークルスクラッチに、必死に、一心不乱で取組んでいた。
それはそれは立派なもの。習ったものを復習する。自分のもにするという気持ち。
あそこまで吸収しようとしている姿は高校生でも見ない。
とにかく「覚えたい」と必死である。それが高校生の香のある子。
「へぇ~、小学生でもそこまでできるの?」と思えた。
そういう子は「自分は頑張っている」と、自分から言わない。
頑張っていることが楽しいから言う必要もないのだろ。いつもニコニコ。
ユースオリンピックのトライアスロンで金メダルとった18歳の高校生とダブった。

小学生に見習うことは多い。
by kusanokenji | 2010-10-26 08:55 | ■連載“日々努力”