第1501話・・・・尺屈(しゃくつ)の力
2010年 10月 21日
パッ!
と手を開いて手首を下に向ける!
目に見えないところで何が起こっているか?
目に見えないところとは?
腕の中の筋肉や骨の働きのこと。
腕の中に鋼鉄(はがね)が1本入ったようにシャン!とするのはなぜか?
肩ではなく腕全体がシャンとする。
だからレシ-ブに有効!
ブロックの時の最後のシメも「尺屈」
力を入れる時は無意識に「橈屈」になる。
目に見えないところに答えがある。
だから目に見えるところだけ見ても解決しない。
樹は、目に見えない「根」も含めて「樹」である。
木材は?
「木」は目に見える部分のこと。
「樹」と「木」の違い。
このまま、「次の動作へ」・・・・自然と動けます。また、動けるようになるのです。
顔の向き、目線、足の爪まで・・・・あらゆる体の部品が集結してくれます。
まさに、目指すものが一緒であれば、部分は違ってもよい、ということです。
いざというときに一体になることが大事ですね。
人間社会、チームも同じであることはいうまでもありません。
自分の思うようにならないからいいんです。
思うようになったらつまんない!
ここをどう考えるかで人生が変わってきますね。
指導者はわがままですからね。特に女子バレーの指導者は。
相手を認める、信じる・・・・それは目に見えないところにある価値をです。
それが可能性を引き出すということになるのではないでしょうか?
あ~、やっぱり、ここでも人間学につながってきますね。
最近、バナナレシーブは、いろんなところで見られるようになりましたがいいことです。
この「尺屈型」もきっと・・・・・・・・・・・・・・・・・。
「橈屈型」と比較して検証してみてください。
あー、指の関節!
親指以外は指の根元まで、3個の関節がありますが親指は?
3個目は手首の関節のすぐ上。写真の「母指CM関節」のところです。
これ、結構間違えます。ええっ!親指の関節は2個しかないの?
いえいえ、ちゃんと3個あります。隠れているだけです。
尺屈したとき、この母指CM関節だけ見えたらOPKです。
他の指の関節が、自分の目では見えないくらい尺屈すると「尺屈レシーブ」完成です。