第1500話・・・9年計画
2010年 10月 20日
義務教育期間の9年間というのはそれなりの理由があったはず。
ゴールデンエイジーから思春期の真っ只中をどう過ごすか。
ただ「生徒指導」「部活始動」だけじゃまずいだろ!
「問題を起すな」「どの高校に進学する?」・・・・・・
それでいいの?
10年ほど前、NHKの「中学生日記」をよく見ていたときがあった。
いろいろな問題が出てきていた。
誰もが通らなくてはいけない道。
9年かけて通ったらいいんじゃないの。
そう思う。
毎年毎年、学年が変わるたびに新たな不安と出会う子供たち。
自分勝手な大人たち。
少年団や中学部活で悩む子供たちをたくさん見てきた。
彼達、彼女達を誰が救ってくれるの?
「這い上がってこい!」という指導者。
「這い上がってこれないから悩んでいる」ことが分からない指導者。
どこに解決の糸口があるのか?
地域の中に「9年計画」のクラブがあってもいいのじゃないかな。
そして、その次に、高校生や大学生や青年団やシニアクラブが連なっている。
ピラミッド構成のクラブだ。
ピラミッドの土台に小学生、中学生がいる。
未来に伸びるシステム構成だ。
9年計画のプログラムの中の目玉は「こども人間学」
これを一番優先する。
スポーツと縁のない子供も入会したくなるクラブである。
「入会したくなる」・・・・・ここがミソ!
中学3年生になって、自分の進みたい道、歩みたい道を見つけるお手伝いのクラブ。
「成績をあげる」「試合に勝つ」・・・・こういうことばかりではダメだ。
心が育つとは、自分の進みたい道を見つけるということ。
高校生になってから、その道に研鑽すればいい。
そうすれば、大人になっても未来永劫、前を向く人生が開けよう。
不平不満を言わない大人になろう。
子供が育つ環境作りに力になる大人になろう。
小学、中学の9年間は「人生の根っこ」を張る期間でもある。