第1494話・・・目的
2010年 10月 11日
地区大会に勝ちたい、県大会で勝ちたい、全国へ出たい、
日本一になりたい・・・・・・!
しかし、日本一になってどうするの?
目標を達成してしまったら何を目標に生きたらいいの?
これがないから、人は苦しみ、もがき、夢よ再びの世界へ入って
周囲の人から白い目で見られる。そういう人もいるのではないか。
お金を稼いで、家や車を購入し、快適な暮らしをしたいという人生の目的は結構。
しかし、それを達成したらそれで終わり?
そうじゃないよね。
定年まで働くことを目標に人生を歩むのも結構。
しかし、定年になった途端、「熟年離婚」や「落ち葉族」にならないように・・・。
そういえば、昔は定年後や家を新築したあとに病気や事故で死ぬ人が多いと聞く。
やり遂げた後のことを考えてないと人間はモロいようだ。
自分は40歳で三菱電機を退職して新天地に・・・。
周囲は「会社に残れば保険に入っているのと同じなのに」と反対した。
しかし、私と女房はそうではなかった。
二人で夢に向って走った。
夢は破れたけど、全然へこたれなかった。
そして縁あって松下へ・・・・。
いい人たちに出会えた。
しかし、これも定年をはるか前に退職。
これも二人で夢に向ってのこと。突っ走った。
しかし、夢半ばで女房が亡くなって2年半。
今も支えてもらっている感じがする。
支えてもらっているから頑張れる。
女房の分までやらねばという気が強い。
夢とは、生きる目的のこと。
何のために生きるの?
人々の役に立ちたいから・・・・!
これは女房も同じだった。
これだけあれば何の不足もない。
だから、目の前のことは苦ではなかった。
今でも同じだ。
当然、愚痴も不平も出さない。出す必要はない。
生き方と考え方も昔と全然変わらない。
だから今でも前を向いて頑張れる。
試合に勝ちたい、結婚したい、家を建てたい・・・それもよかろう。
しかし、それが達成できたらどうするの?
それも考えておいたほうがいい。