第1487話・・・自然治癒力的指導法
2010年 09月 30日
人間、生まれながらにして誰もが持ち合わせている力・・・・これが自然治癒力。
しかしそれを無視して物理的に直そうとすると歪みが生じる。
これは体ばかりではない。
スポーツの指導においてもまったく言える事。
指導者の勝手な思い込みで、
鍛える名の元、罵声を浴びせ、ののしり、しごきまくる。
自然に伸びようとする力をどれだけ破滅に追い込んでいるか。
経験の根拠はあってもどれだけの理論的根拠があるのか?
治る病気も治らない指導。
これはやめてもらいたい!
やる気も、体内から自然に発する力がある。
人間の体内は水が60%。
「朝起きて、コップ一杯の水」を飲む。
それだけで新陳代謝の促進につながることを日々実感している毎日。
その水に、シークワーサーの絞り汁を入れると五臓六腑に染みわたる。
新陳代謝は免疫力アップにつながる。
新陳代謝とは
古くて腐った老廃物を体外に排出し、新鮮なものを入れること。
それは、指導者が常に勉強するということに通じる。
自分自身の脳の新陳代謝を図る行為でもある。
指導法にも新しいものと古いものの調和が必要だ。
それが自然治癒力を高める指導法の基本だ。
監督になるとどうしてなにもかも選手に求めるのだ。
選手には、「自分で伸びる力がある」ということを知らないのではないか。
選手を育てるんだ、という気持ちが強すぎではないか?
「中学校はたった3年間しかない。その間にいい思いをさせたい。
それが勝たせたいということ。そのためには体で覚えさせるしかない。
あいつらに考える力なんてない。その考えのどこが悪い!」と喰ってかかる人もいる。
考える方向がまったく違う。
思い込みは怖い。
自然治癒力を破壊されると、人に頼る生き方しかできなくなる。
指導教育とは・・・自分で考えて行動する力を養うこと
それはとりもなおさず、自然治癒力を高めるのと同じではないか。
まずは選手に求める前に自分を新陳代謝させることだ。
選手を高める前に自分を高める必要がある。
成長して、人間的に高まった選手が、再び学びに来れる指導者であれ。
そうおもう今朝であった。