第1485話・・・いい話などないよ
2010年 09月 28日
「テレビで紹介されるお店は、一気にお客が増えるが、1年ももたない」
と言われて、みんな納得していた。
どうしたらうまくなるか?
強くなるにはどんな練習がいいか?
そういうことを教えてくださいと言う先生達が後を絶たない。
僕なんかそういう時は、「あったら僕に教えてくださいよ」と言う。
そういう指導者が強いチームの真似をするんだろね。
そしてうまくいかないから、また別な人に聞く。
やってもやってもうまくいかない。
そして指導に行き詰ると教えてくれた人を批判するようになる。
もしそうであれば実に軽い人だ。人間的に重みがない。
そう思われても仕方ないだろ。
相手に失礼千万なことがわからない人だ。
この人!と決めたら、その人の歩き方まで真似をするが、
また別な人が出現すると同じ事を繰り返す。
当然、今までべったりな人とはお別れである。
そういうlことを平気で繰り返す。
人を利用するだけの人。
こういう人は、歯が浮くような言葉を平気で言う。
要注意人物。
テレビで紹介されたお店が、一年ももたない話を聞いてそんなことが浮かんだ。
やはり地道にコツコツと、信じる道を歩んだほうがいい。
ある中学生女子の顧問。
今年新採用された。ズブの素人だ。
悩んで受講された。
普段の部活、なんとか、少しでも選手にためになる指導をしようと勉強し
本を片手に指導すると、選手からバカにされるという。
こういう悩みをもっている教師は意外と多い。
先日もそういう人に出会った。
「○○せんといかんやろう」と注意すると
「そんなんしらんし~!」といわれる始末。
ただ、バレーが素人、優しい、怒らないというだけで
生徒は先生をバカにし、なめてしまう。なんということかと思うが現実らしい。
そういう先生の悩みは切実だ。
アホみたいにバレーの自慢話などどうでもいいことだ。
強い弱いよりも、目の前の生徒をどのように指導するか・・・?
そのことで悩んでいるのである。
新任の先生・・・・講義を聴いて
「心の成長の大切さが分かった。
それなら僕も少しは生徒の役に立てそうだと思った」
と、表情が明るくなった。
「ところで君はなぜ教師になったの?」と聞いた。
「中学校の時の先生が、いろんな生徒と遊んでくれる姿を見ていいなと思って・・・」
「う~ん、そうか」と僕は言いながら
「そうだな、君が本当に教師という仕事が好きかどうか、あるいは君にあっているかどうか
その生徒達に試されていると思ったらどうや!ほんまに好きやったら少々の苦労とか
悩みなど乗り越えられるもんじゃないかな。だから生徒は君にとって大切なことを教えて
くれる存在なんだよ。そういうことを考えながら向き合ってみたらどうかな!」
「はい、そうします」と言ってくれた。