第1464話・・・おむすび
2010年 08月 26日
時々、子供たちのお弁当を覗かせてもらうときがる。
なぜか、お弁当の中に「おむすび」があると安心するのが不思議だ。
やはり、おむすびを口いっぱいひろげて頬張っている姿がいい。
目には見えない親の心が見えるようで楽しい。
子供も安心して食べている感じが伝わる。
親と言う字は「木の上に立って見る」と書くように
姿は見えなくても、どこまで遠くても見守っている姿を現している字。
作る親の心と、食べる子供の心を、結んでくれるのが「おむすび」。
まさしく「おむすび」は心と心を結んでくれるのだ。
朝、お母さんが、「今日もがんばってや!」と思いをこめて
ギュッ、ギュッツ!と力いっぱい握ったおむすびを子供が食べる。
なんという日本の風景ではないか。
お母さん方、どうか、愛情のこもったおむすびを子供に食べさせて
あげてください。きっと、心が通じますよ。
(自分も、自分が食べるためにおむす作ってみました。
あれって、結構力がいりますね。ギュッ、ギュツ!と)