第1462話・・・トイレットペーパー
2010年 08月 24日
この日も猛暑日で、スタッフは参加者が熱中症ならないようにテンヤワンヤの忙しさ。
お陰様で、だれ一人倒れることなく、ハードな1日を楽しんだ。
終わって、帰りがけに、参加したチームの指導者が
「あの~、トイレットペーパーありませんか?」と主催者のスタッフに聞いてきた。
主催者のスタッフがすかさず「ここにありますよ~!」と明るく返事しながら
サンタさんが持つような大きな袋からゴソゴソ取り出して「どうぞ!」と差し出す。
その光景がなんともユーモラスで微笑ましかった。
その光景を見ながら
「あー、そうか、スタッフはトイレットペーパーも持参しているのか!」と感嘆したのである。
飲み物やゴミ袋持参とか、アンテナー、ネット持参とかはよく見る光景だけど
トイレットペーパーまで用意するとは僕も気がつかなかった。
いやいや、恥ずかしながらとても感心した次第。
市民体育館や県立体育館ならいざしらず、地域の小学校の体育館だから
冷静に考えるとそりゃそーだ。
120名もの女性が朝から夕方まで使用するのだから
平均2回の利用でも、トイレトペーパー何個使うんだろう。バカにならない。
しかもそれは小学校の備品だから税金でまかなっている。
それりゃあ~そうだな。了解、了解!納得、納得!
しかし、
同じように小学校や地域の体育館借りている少年団やママさんは
トイレットペーパーはどうしているんだろう? とふと思った。
ママさんたち、大丈夫ですか?
バレー塾に参加されているママさんは是非実践願います。
「体育館もあなたの顔も(^^)、来た時よりも美しく!」
・・・なんてキャッチフレーズもいいですね。
トイレットペーパー持参しているチームならきっと掃除もしているだろうな
と想像できるけど、持参していないチームはトイレの掃除までしていないのでは?
そこまで気がつかないだろうし、そういう教育を受けてないかもしれないな。
このブログを読んでいる方・・・いかがですか?
たとえ、掃除のおばちゃんがいたとしても、そういうときでも掃除まではしないが、
新しいトイレットペーパーの代用品2~3個でも置いて帰るとか
そういう配慮はしたほうがいいのではと思ったのである。
たかがトイレットペーパー
されどトイレットペーパー。
そこに人間性が凝縮されているのではとも思ってしまった。
そして
仲間への通信には
感動するおもてなしを受けたら、感動するおもてなしで返すようにしようと書いた。
それが「おもてなしの輪を広げる運動」でもある。
いいおもてなしを受けたらお礼のメールだけですましてはいけない。
たったメール一つで終わらせてしまったらもったいない。
これも教育である。
これもスポーツを通じて学べる立派な「躾」である。
橋本のスタッフは「おもてなしのプロ」と書いた。
なぜなら、「表に出ないから」である。
体育館は暑くても、心は熱くても、参加者への配慮は厚くおもてなしする。
それもさわやかに、さり気なく・・・・。
おもてなしとは「表無し」と書くように、目立っては価値がない。
お陰様が陰の人と書くのと同じ意味だ。
トイレットペーパーがいろいろ教えてくれた。
ありがとう、トイレットペーパー君!